開催決定!サイバーセキュリティカンファレンス「Trend World Tour 25」~8.1東京、8.29大阪開催~
当社主催のサイバーセキュリティカンファレンス、「Trend World Tour 25」。8月1日東京、8月29日大阪で開催される本イベントの見どころをご紹介します。

公開日:2025年5月13日
更新日:2025年6月20日
Trend World Tour 25 - Proactive Security Starts Here - とは?
「Trend World Tour 25 - Proactive Security Starts Here -」は、世界50か国以上、90以上の都市で開催されるトレンドマイクロ主催のサイバーセキュリティカンファレンスです。
変化が激しく、先が見通しづらく、高度化する脅威に満ちたこの世界で、サイバーセキュリティ対策はどのような方向に舵を切っていけばよいのか。どのようなツール、ソリューション、そしてマインドセットが必要なのか。ご来場者それぞれにその解答を持ち帰っていただけるよう、多彩な切り口から情報をお届けします。知見豊かなゲストスピーカーとともにお送りする基調講演、課題別のブレイクアウトセッション、展示エリアなど、見どころ満載です。
■開催概要
■ イベント名称 | Trend World Tour 25 - Proactive Security Starts Here - | |
■ 会期および会場 | 東京会場 | 2025年8月1日(金)13:00~17:30(12:00開場・受付開始予定) ザ・プリンスパークタワー東京(東京都港区芝公園4-8-1) |
大阪会場 | 2025年8月29日(金)13:00~18:20(12:00開場・受付開始予定) ヒルトン大阪(大阪府大阪市北区梅田1-8-8) |
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■ 基調講演・セッション内容 | 特設サイトにて順次紹介。上記バナーからアクセスしてください。 | |
■ 参加方法 | 事前登録制(無料)。特設サイトで「参加登録」ボタンから登録フォームに進んでください。 | |
■ 主催 | トレンドマイクロ株式会社 |

昨年の当カンファレンスでは「2024 Risk to Resilience World Tour Japan ~"AI × セキュリティ" が進む先~」と銘打ち、東京会場では900人超、大阪会場では400人超のご来場者を迎え、AI時代のサイバーセキュリティコントロールについて考察を深めました。
「生成AIのためのセキュリティ」として、プロンプトインジェクションやデータ漏洩などの生成AIならではの脅威を解説し、一方では「セキュリティのためのAI」として、複雑化するサイバーセキュリティ対策へのAI技術の活用方法を紐解きました。
また、当社製品を使用している企業からの導入事例の共有や、当社のインシデントレスポンスの専門家が語るインシデントからの復旧時のポイント、インシデント後のセキュリティ対策強化の具体例など、実地に即したセッションも大変好評をいただきました。
<関連記事>
・2024 Risk to Resilience World Tour Japanを一気に振り返る


写真:2024年開催時のブレイクアウトセッションの様子
さて本年は、「Proactive Security Starts Here」というテーマのもと、何が明らかにされるのでしょうか?次に紹介していきましょう。
基調講演:セキュリティをプロアクティブに
注目すべき基調講演に、トレンドマイクロは次のタイトルを掲げます。
「サイバーリスクの最小化を目指す、プロアクティブセキュリティ、始動。」
サイバーセキュリティでは長らく、リアクティブな対策に焦点が当てられてきました。つまり、いつ攻撃されるかもしれないという仮定に立ち、いざ攻撃に遭った際にできるだけ早く対処できるように対策を講じておく。たとえば、EDR(Endpoint Detection and Response)やNDR(Network Detection and Response)などのソリューションを検討したり導入したりする。こうした対策に多くの時間が費やされてきたのです。実際、これらは非常に有用で、万が一の有事におけるリアクティブな対応において効力を発揮します。
しかし、リアクティブな対策だけでよいのでしょうか?昨今AIの登場によりサイバー攻撃が高度化しているうえに、AI環境そのものも新たなアタックサーフェスになってきています。攻撃者の後手に回っていたのでは限界があります。攻撃を受けた際の対策だけではなく、攻撃者の先回りをして、そもそも攻撃を受けにくくするような対策や、仮に攻撃を受けても被害をできるだけ抑えるような対策はないのでしょうか?そのためには何が必要でしょうか?それには果たして、どのようなビジネス上のメリットがあるのでしょうか?
講演では、当社取締役副社長、大三川 彰彦(おおみかわ・あきひこ)が口火を切り、プロアクティブセキュリティのビジネスにおける必要性を説きます。

続いて、次の2人の専門家をゲストスピーカーとしてお招きしています。
東京会場では、経済産業省 大臣官房審議官 商務情報政策局担当 奥家 敏和(おくや・としかず)氏(仮)※、大阪会場では、同省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ課長 武尾 伸隆(たけお・のぶたか)氏(仮)※に登壇いただき、組織の事業活動に影響を及ぼす経営課題としてのサイバー攻撃の現状と、経済産業省のサイバーセキュリティ政策について講演いただく予定です。
※当日、登壇者が変更になる可能性があります。
そして、日本電信電話株式会社 グループCISO 横浜 信一(よこはま・しんいち)氏には、CISOの立場からの経験を交えながら、プロアクティブ・サイバーセキュリティに求められる取り組みについての考察をお話しいただきます。
こうした専門家の方々の知見からも、プロアクティブセキュリティのビジネスにおける必要性と、その実現のために必要なことはなにかを、体感いただけることでしょう。
最後に、プラットフォームイネーブルメント部部長、福田 俊介(ふくだ・しゅんすけ)が、当社のエンタープライズサイバーセキュリティプラットフォーム「Trend Vision One™ 」の「Cyber Risk Exposure Management」により、組織の環境におけるアタックサーフェスの可視化、対処すべき脆弱性の優先順位付け、リスク軽減を支援することで攻撃者の先手を打ち、プロアクティブなサイバーセキュリティが実現できることを示します。
ブレイクアウトセッション紹介
ブレイクアウトセッションでは多彩なコンテンツを用意しています。主なテーマ別に紹介しましょう。
■プロアクティブセキュリティを知る
基調講演で触れたプロアクティブセキュリティを実現し、セキュリティ部門の運用にかかる負担を軽減する「Cyber Risk Exposure Management」(CREM)について、一歩踏み込んで詳説します。
このセッションでは、CREMのご利用を開始されるパナソニックグループから、パナソニック オペレーショナルエクセレンス様にご登壇いただき、当サービスがグループにもたらす戦略上の価値をお話しいただきます。
また他のセッションでは、以下の企業に登壇いただき、セキュリティに対する考え方や取り組み、将来像などをご紹介いただきます。
・株式会社ヤオコー様(東京会場のみ)
・株式会社レオパレス21様(東京会場のみ)
・南海電気鉄道株式会社様(大阪会場のみ)
各企業のサイバーセキュリティの取り組みを紹介する記事を当メディアで準備中です。ぜひご期待ください。
<参考記事>
・CTEM(Continuous Threat Exposure Management)とは?
■AI/クラウド環境のセキュリティを知る(いずれも東京会場のみのセッションです)
エヌビディア合同会社からゲストスピーカーにお越しいただき、「リアルタイムの脅威検出と侵入予測を可能にする NVIDIA AI」と題して、AIの普及によりアタックサーフェスが拡大するなかで、サイバーセキュリティの問題をAIでどう解決していくかを語っていただきます。
また、トレンドマイクロからも、当社のソリューションにおけるNVIDIA AIの活かしどころ、トレンドマイクロのAIをサイバー脅威検知やセキュリティ運用支援につなげる”AI for Security”をご紹介します。
生成AIは前例のない新しい分野で、なおかつ急激に変化しています。アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社からゲストスピーカーをお招きし、そんな生成AIに関するセキュリティ対策の考え方やAWSの取り組みをご紹介いただきます。
AWS様のお話を受け、トレンドマイクロからは、AIの基盤となるクラウド環境から、エンドポイント、ネットワーク、アプリケーションまで組織全体のセキュリティを統合的に管理し、リスクに先回りするエンタープライズサイバーセキュリティプラットフォーム「Trend Vision One」をご紹介し、「AIの台頭による対策範囲の拡大=セキュリティ運用の負荷増大」にさせない方法をお伝えします。
AIを悪用したサイバー攻撃にはどのようなものがあるのか。AIのビジネス活用にはどのようなリスクがあるのか。そして、そのようなAI環境向けにはどのようなセキュリティソリューションがあるのか。最新のAIセキュリティの動向を解説します。
<参考記事>
・AIセキュリティとは何か?(前編)~AIのセキュリティリスクとその対策を考える~
・AIセキュリティとは何か?(後編)~Security for AIとAI for Security~
■セキュリティのトレンドを知る
ばらばらに管理されていたセキュリティ製品を統合し、見えていなかった組織全体のリスクを可視化~運用の負荷も軽減するトレンドマイクロのプラットフォーム~(東京:D-03、大阪:OB-03)
拡大するアタックサーフェス、サイロ化するセキュリティ製品、増大する運用負荷…。そんな現状を、セキュリティプラットフォームで解決しましょう。その有効性やメリットをお教えします。
<参考記事>
・進化を続けるパナソニックグループのサイバーリスクコントロール戦略とは~ベストオブブリードからセキュリティプラットフォームへのシフトを推進~(昨年の当カンファレンス基調講演の一部)
・トレンドマイクロ、新たなサイバーセキュリティの時代に向けた新戦略を発表
どの脆弱性から?どの端末から?もう脆弱性対応の判断に迷わない!資産の「重要度」も加味したトレンドマイクロの脆弱性対策(東京:E-03、大阪:OA-02)
サイバーセキュリティの重大な脅威として、対策の重要性が長年唱えられている脆弱性。システムや環境が拡大・複雑化するほど、脆弱性は増え、対策も煩雑になりますが、対応の優先度はどう判断するべきなのでしょうか?脆弱性対策ではCVSSだけでなく、脆弱性を抱えた資産の「重要度」も加味することが重要です。本セッションでは脆弱性を悪用した攻撃動向と効率的な脆弱性対策についてご紹介します。
クラウドセキュリティはクラウドだけでは完結しない。トレンドマイクロが提供するCNAPP+αの対策とは?(東京:D-01、大阪:OA-04)
攻撃者はクラウドだけを狙うわけではありません。オンプレミスとクラウドの管理を統合し、環境全体をとおして最も攻撃されやすいルートを可視化・評価することで、プロアクティブなセキュリティを実現する、トレンドマイクロのソリューションを紹介します。主要なクラウドに対する、ワークロード保護のCWPP、設定状況管理のCSPM、権限状態管理のCIEMなどのCNAPPソリューションに、「+α」の機能を提供します。
あらためてランサムウェアを知り、その対策を考える。Trend Vision Oneを活用した「多角的な」対策とは?(東京:E-01、大阪:OA-03)
組織に対するセキュリティ上の大きな脅威であり続けているランサムウェア。「敵(ランサムウェア)を知る」ことを起点に組織が取るべき効果的な防御のアプローチ、それを具現化する強力なセキュリティプラットフォームであるTrend Vision Oneによる対策内容について多角的にご紹介します。
ランサム感染?不正送金?重大な被害につながる前に従業員のセキュリティ意識を改善するフィッシングメール訓練とメールセキュリティ(東京:E-02、大阪:OA-01)
インターネットバンキングの不正送金に使用されるフィッシングサイトへの誘導手口では、電子メールを悪用したケースが半数以上を占めています。また、ランサムウェア攻撃や不正アクセスの端緒がフィッシングメールであることも少なくありません。従業員に効果的に教育を行い、セキュリティ意識を徹底したい。そう考えているセキュリティ担当の方々も多いのではないでしょうか?
本セッションでは、疑似フィッシングメールによるシミュレーションを始め、万が一フィッシング攻撃に遭った場合の事後対応を提供するソリューション、Trend Vision One - Email and Collaboration Securityを紹介します。
<参考記事>
・フィッシングメールの攻撃動向を解説


写真:2024年開催時の展示エリア。当社がパートナーシップを締結しているNEOMマクラーレンフォーミュラEチームに着想を得た「ピットイン・ラウンジ」と命名。
ブレイクアウトセッションの合間などには、ぜひ展示エリアにもお運びください。
基調講演やセッションで取り上げられた当社の各ソリューション・サービスについての詳細内容のほか、デモ環境も用意していますので、プロアクティブセキュリティで何ができるのかを体感いただけます。また、当社のパートナー企業の展示では、具体的なサービス内容も確認することができます。
展示エリアでは、ドリンクなどのリフレッシュメントも用意しています。明日からの業務にお役立ていただけるような情報を収集したり、あるいは各組織の未来の方向性に思いを馳せたりしながらも、一息入れてはいかがでしょうか。
是非、会場でお会いしましょう!参加登録は、以下のバナーからも可能です。
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・2024 Risk to Resilience World Tour Japanを一気に振り返る(昨年の当カンファレンス全体のまとめ)
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