持続可能な調達

個別方針

当社は、認定されたサプライヤーを通じて、高品質の材料、供給品およびサービスを、適切な量、競争力のある価格およびタイムリーな納入で確実に取得することを重視しております。グローバルに事業を展開する企業として、複数の製品ライン、および同じ製品ラインの異なるバージョンを、様々な原産国とともに維持しており、国際的な境界を越えた製品の輸出および販売において、原産国の輸出法および仕向国の輸入法の両方を遵守しております。

また、当社は、すべての契約者、サプライヤー、その他のビジネスパートナーに対して高い倫理基準、人権の保護と多様性の推進、従業員の健康と安全への対応、環境保全活動を期待し、サプライヤーがそのサプライチェーンにも同様の高い基準を維持することを期待しております。これには当社が定める情報セキュリティ要件およびデータプライバシーの要件を満たすこと、またプライバシーやサイバーセキュリティ法を遵守することも含まれます。

材料、製品、およびサービスの調達元の地理的リスク、運営しているセクター、サプライチェーンモデルなどの要因を考慮して、サプライチェーンにおける潜在的なリスクを評価しております。また当社ハードウェア製品のサプライヤー選定において、サステナビリティ標準への準拠は優先評価対象であり、サプライヤー内でのサステナビリティに関する計画が評価の一部として利用されます。

定量目標

  • 2026年度までに当社主要サプライヤーに対し、当社規定のサプライヤー向け行動規範の同意を得る。
  • 2030年度までに主要サプライヤーに対し、持続可能性基準の確認を実施する。

定性目標

  • 固定資産、在庫、サービスおよびその他外部サプライヤーからの購入において、各国の購買ポリシーに準拠した調達を継続する。
  • サプライヤーエンゲージメントプロセスと原則の見直しとデュー・ディリジェンスプロセスの継続的改善を図る。
  • サプライチェーン全体における持続可能性基準の向上と透明性の確保を推進する。
  • 現代奴隷制の慣行に関する顧客からの要求およびアンケートに定期的に対応し、内部のリスク調査を実施する。
  • 輸出管理法規制の遵守を徹底し、国際的な取引における透明性を確保する。

持続可能な調達に関する施策

環境に配慮したクラウドプラットフォームの採用

環境に配慮したクラウドプラットフォームの採用

Amazon Web Service (AWS)、Microsoft Azure、Google Cloudなどの主要なクラウドプラットフォームを活用することで、効率性を高め、二酸化炭素排出量の削減を実現します。

現代奴隷制に対するゼロ・トレランス

現代奴隷制に対するゼロ・トレランス

事業の性質上、事業およびサプライチェーンにおける現代奴隷制のリスクは低いと考えております。しかし、サプライヤーの選定と導入手続きを通じて、サプライヤーと信頼と誠実さの関係を築き、関与する企業が行うべき契約上の約束を定めた契約を締結することにより、適切なデュー・ディリジェンスを実施します。