第12回SMILE PROJECTレポート

こんにちは、第12回トレンドマイクロ SMILE PROJECT メンバーの櫻井です。4/26(金)~4/28(日)で宮城県気仙沼市と大島で活動をしてきました。

今回の活動で実施した、「大島でホタテ養殖を行っている漁師さんの作業のお手伝い」と、「気仙沼図書館に寄贈したiPadを利用して鹿折小学校の5年生の生徒さん(約40名)へのiPad教室」の2つについてお伝えしたいと思います。また本活動の他に、震災語り部ツアー、リアスアークミュージアム、「負げねぇぞ、気仙沼」の酒店などに伺い震災に関して改めて学ぶ機会を頂きました。その中で肌で感じたこと、思ったことを記載したいと思います。

■初日の活動 → 鹿折小学校の生徒さんへ「iPad教室」の実施。 初対面の生徒さんとのアイスブレークをかねて給食を一緒に食べて、その後「鹿折小学校の生徒さんへのiPad教室」を実施しました。  「iPad教室」では、給食時のアイスブレークが役立ち生徒の皆さんは私達に緊張することもなく、iPadにとても興味を持って各セッションを楽しんで頂いたと思います。 * 今回も気仙沼図書館に当社が寄贈したiPadを利用しました。これを機にiPadをもっと利用してもらえれば嬉しい限りです。  また「iPad教室」終了後は、鹿折小学校の校長先生から復興について、被災した方々のご苦労などについてお話をうかがいました。現在、通われている生徒さんへの「心のケア」も大切なこととして、小学校としても先生を増やすなどして生徒さんへの「心のケア」も注力して行っていることなどを教えて頂きました。 今回の「iPad教室」が、少しでも生徒さんの「心のケア」のお役に立てていれば嬉しく思います。

 

■2日-3日目の活動 → 気仙沼からフェリーで大島へ渡り地元漁師さんの作業のお手伝い。 今回の作業は、「ホタテ養殖のお手伝い」でした。海から引き揚げてきたホタテ貝(小)を選別して、養殖用のネットに入れる作業と、昨年海に戻された養殖用のネットを引き上げて、そのネットについた大きな海藻を手で取る作業でした。 ホタテは食べるだけで、生きているホタテ貝そのものを触ることすら初めての体験であり、なれない作業ということもありお役に立てたかどうかは分かりませんが、参加メンバー全員できる限り頑張りました!  また作業を行った漁港は瓦礫などは片付いていましたが、当時の津波の被害で灯台が斜めに傾いたままになっていたりして、当時の津波のすさまじさを感じました。

 

■今回の活動や見学の中で現地の人たちとの触れ合って改めて学んだことや、肌で感じたことについて 復興が徐々に進む中で、震災について「風化」しないように被災物を残したいと思う人もいれば、逆に震災について思い出したくないと思う人もいる。そして、行政との兼ね合いもあり復興が思うように進んでいかないことに地域の人はストレスを感じている方が多いことを実感しました。

 

現地の人とお会いして、「人とのふれあいを持つことで前向きになれて頑張ることができた。この約2年間をなんとかやってくることができた。」ということを何回か聞いているうちに、「人との触れ合い」は震災に関係なく、共通して大切なことなのではないかと改めて強く感じました。  もし震災の被害にあった現地に行くことをためらっている人、行っていいものなのかどうかを迷っている人、現地の人にとって迷惑になるのではないか。と考えて行くことをためらっている人がいるのであれば、ある現地の人の言葉を贈ります。良いのか、悪いのかはわがんね?けど、まずは一度、観光でもいいから気仙沼に来て、今のこの気仙沼の現状を見てってくれればいいと思う。そこで感じてくれることが大切だから。」

 

今回お世話になった地元の皆様、本当にありがとうございました。 今後もトレンドマイクロ SMILE PROJECTでは一人でも多くの方に「スマイル」をお届けできればと思います。


 

活動年月日 2013年4月26日(金)~28日(日)