- About Trend Micro
- プレスリリース
- 国際的な法執行機関による 「LockBit(ロックビット)」の摘発に貢献
トレンドマイクロ、国際的な法執行機関によるランサムウェア攻撃グループ「LockBit(ロックビット)」の摘発に貢献
~未知のランサムウェア攻撃から世界を守り、高度な保護を提供~
2024年2月22日
※ 本リリースは、2024年2月22日に米国にて発表されたプレスリリースの抄訳です。
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証プライム:4704、以下、トレンドマイクロ)は、法執行機関によるランサムウェア攻撃グループ「LockBit(ロックビット)」の摘発を支援しました。
トレンドマイクロは、サイバー攻撃の調査を通じて、LockBit(ロックビット)による新たなマルウェアを用いた攻撃を阻止しました。
トレンドマイクロのサイバー犯罪リサーチチームのリーダーであり、連邦捜査局(FBI)および国家犯罪捜査局(NCA)との協業を推進したRobert McArdleは、次のように述べています。「トレンドマイクロのスレットインテリジェンスが、法執行機関に独自の価値を提供し、世界を安全にするという共通のミッションのもと、サイバー犯罪の撲滅に向け成果をあげられたことを誇りに思います。トレンドマイクロは、脆弱性を悪用する攻撃からの保護や、主要なランサムウェア攻撃グループの摘発によりサイバー犯罪から社会を守っています」。
暗号通貨の押収、逮捕、起訴、制裁措置、被害者への技術支援など、今回の取組みの舞台裏が明らかになりつつあります。今回の取組みでは、LockBit(ロックビット)のリークサイトを奪取し、グループメンバーの個人的な情報や過去の活動詳細を公開しました。これにより、LockBit(ロックビット)はサイバー犯罪の世界で信用を失い、アンダーグラウンドのビジネスが成り立たなくなりました。
ランサムウェアは、法人組織が直面している最も深刻なサイバー攻撃の一つであり、学校、病院、政府、企業を混乱させ、重要な社会インフラを危険にさらすことで知られています。
トレンドマイクロによる貢献:
・LockBit(ロックビット)に対する保護機能を事前に提供
・拡がる可能性のあるランサムウェアを無効化し、法人組織を保護
・法執行機関と民間組織の国際的な協業の新たなベンチマークとなる取り組みを提示
LockBit(ロックビット)は世界的に最も影響力のあるランサムウェアの攻撃グループでしたが、今回の摘発により、すべてのサイバー犯罪組織はLockBit(ロックビット)と関わることは、法執行措置のリスクを高めることに繋がると認識したはずです。
<参考情報>
・ランサムウェアLockBit(ロックビット)摘発に関連する調査を解説
・ランサムウェアスポットライト:LockBit(ロックビット)
・ランサムウェア「LockBit」の概要と対策~名古屋港の活動停止を引き起こした犯罪集団