- About Trend Micro
- プレスリリース
- パターンファイル不要のロックダウン型ウイルス対策ソフトの最新バージョン 「Trend Micro Safe Lock™ 2.0」を提供開始
~制御システム、POS、ATMなど稼働重視の専用システムやレガシーOS環境での安全・運用性を向上~
2015年1月7日
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン、以下、トレンドマイクロ)は、ロックダウン型(※1)ウイルス対策ソフトの新バージョン「Trend Micro Safe Lock(以下、TMSL)2.0」を2015年1月26日より提供開始することを発表します。トレンドマイクロは本製品により1年間で300社の導入を目指します。
TMSLは、システムの特定用途化(ロックダウン)により、不正プログラムの侵入・実行を防止するウイルス対策ソフトです。パターンファイル不要(※2)のため、大容量のパターンファイル読み込みやウイルス検索によるシステムパフォーマンスの低下がなく、パターンファイルを更新する際の動作検証を行う必要もありません。そのため、安定稼働が重視される制御システム(組立工場の生産ラインなど)や組込機器(ATM、POS、工作機械、分析装置、デジタルサイネージなど)といった特定用途端末、クローズド環境にある端末などを効果的に保護することができます。また、脆弱性攻撃対策機能も搭載しており、USBなどの外部記憶媒体やネットワークなどを介して行われる脆弱性を利用した攻撃や、実行中のプロセスに対する攻撃を防止します。このように、未知の脅威(※3)や脆弱性攻撃からも端末を多層的に守ることができるため、新たな脆弱性などへの修正プログラムが提供されないサポート切れOSなどいわゆるレガシーOS搭載端末のセキュリティ対策としても有効です。
※1 ロックダウン:システムの機能制限、リソース制御やアクセス制御などにより、特定の用途にのみシステムを使用できるようにすること
※2 ウイルス対策を行うためのパターンファイルは不要です。ただし、エージェントの事前検索や管理コンソールの代理ウイルス検索を利用する場合は、パターンファイルが必要となります。なお、事前検索時に使用する検索エンジンやパターンファイルは、エージェントインストール後に削除されます。
※3 全ての未知の脅威に対応するものではありません。
新バージョンであるTMSL2.0では、セキュリティの運用を向上させる「管理コンソール(※4)」と、より細やかなセキュリティ対策を実現する「書き込み制御機能」を新たに搭載しました。
「管理コンソール」は、集中監視、代理ウイルス検索、原因分析などの機能を実装した管理ツールです。管理下にある端末を集中監視することにより、検知したインシデントを管理者に通知します。さらに、代理ウイルス検索により、起動をブロックされたファイルが不正プログラムかどうかを管理コンソール側でチェックし、対象端末にある当該ファイルを管理コンソール側から削除、隔離などの対処を実施することができます。これにより、管理者が従来手動で行っていた、起動をブロックされたファイルの健全性確認やファイル削除などの手間を大きく省くことができます。さらに、検索対象端末内のエージェントでウイルス検索を実行しない代理ウイルス検索を活用することで、可用性が重視される端末にウイルス検索による大きな負荷を与えず、システムの安定稼働を維持したセキュリティ運用を実現します。原因分析機能では、管理コンソール上に起動をブロックされたファイルの混入・実行経路を図示したり、同一事象が発生している端末の一覧を表示することができます。これにより、インシデントによる影響範囲の特定や再発防止策の検討を支援します。
「書き込み制御機能」は、不正プログラムや誤操作によるファイルの改ざんを防止する機能です。これにより、システムが正常に稼働するために必要な重要ファイルの健全性を維持することが可能となります。本機能は、保護対象の端末に導入する「エージェント」に搭載し、システムの安定稼働における安全性を向上させます。
※4 「管理コンソール」はTMSL スタンダードの新機能になります。
なお、TMSL スタンダード for Client OS / Server OSの新規購入を対象に、当社参考標準価格より20%OFFのキャンペーンを行います。(2015年3月27日当社受注確認分まで)
「Trend Micro Safe Lock 2.0」の概要
提供開始日: 2015年1月26日
提供方法: パートナー経由
製品ラインナップおよび参考標準価格:
製品名称 | 参考標準価格(税別) | 備考 |
---|---|---|
Trend Micro Safe Lock スタンダード for Client OS | 新規/11,400円 保守更新/2,280円 |
クライアントOS向け |
Trend Micro Safe Lock スタンダード for Server OS | 新規/106,200円 保守更新/21,240円 |
サーバ OS向け |
Trend Micro Safe Lock ライト for Client OS | 新規/9,880円 保守更新/1,980円 |
クライアントOS向け |
Trend Micro Safe Lock ライト for Server OS | 新規/97,200円 保守更新/19,440円 |
サーバ OS向け |
※ Trend Micro Safe Lock スタンダード/ライト for Client OS 参考標準価格は、新規購入時における1年間のスタンダードサポートサービス料金を含めた1ライセンス(購入数が100~249ライセンスの時)あたりの使用許諾料金、Trend Micro Safe Lock スタンダード/ライト for Server OS 参考標準価格は、新規購入時における1年間のスタンダードサポートサービス料金を含めた1ライセンス(購入数が1~24ライセンスの時)あたりの使用許諾料金です。ライセンス数に応じて割引料金が適用されるボリュームディスカウント制となります。2年目以降も、製品のバージョンアップなどのサポートサービス継続をご希望の場合は、for Client OS 、for Server OS ともに、1年毎に保守更新が必要です。クライアントOS向けは3ライセンスから、サーバOS向けは1ライセンスから購入できます。
※ Trend Micro Safe Lock スタンダードは、エージェントと管理コンソールのセットとなります。Trend Micro Safe Lock ライトは、エージェントのみとなります(管理コンソールはご利用いただけません)。
※ 「クライアントOS」「サーバOS」の定義については、製品詳細ページのシステム要件をご覧ください。
※ 本リリースに記載された内容は2015年1月7日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
※ TREND MICRO、およびTrend Micro Safe Lockは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。