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- 企業向けモバイルデバイスのセキュリティ対策ソフトウェア 新バージョン「Trend Micro Mobile Security™ 9.0」を発表
~重要な端末情報は社外に持ち出さず、クラウド型の利便性と安全性を実現~
2013年8月29日
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン、東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、モバイルデバイス向けセキュリティ対策ソフトウェア「Trend Micro Mobile Security(以下、TMMS)」の新バージョン9.0を9月3日より受注開始します。TMMSによる今後一年間の販売目標は、6億円です。
TMMSはスマートフォン、タブレット端末などのモバイルデバイス向けセキュリティ対策ソフトウェアです。端末内のデータ消去、端末位置検索、カメラやBluetoothの使用制限や、不正アプリの検索や不正なWebサイトへのアクセス防止など、モバイルデバイスの端末管理(MDM)とセキュリティ対策の双方を実現します。新バージョンでは、電話番号、メールアドレス、端末の位置情報などの重要な情報は社外に持ち出さずに、クラウド上の通信用サーバを経由してデバイスの運用管理が可能です。
企業ではスマートフォンやタブレット端末の導入・検討がますます進んでいます。これらのモバイルデバイスを管理する際、従業員の氏名や電話番号、メールアドレス、端末の位置情報などの個人情報や機密情報を社外に保管することに対する懸念から、セキュリティ意識の高い企業では社内で情報を管理できるオンプレミス型のMDM製品が求められてきました。一方で、クラウド型MDMサービスの利点である導入の容易さを求める企業も多く、情報管理と導入・ 運用の利便性の両立が課題となっていました。
TMMSの新バージョンでは、従来より提供していた、社内に管理サーバおよび通信用サーバを設置してモバイルデバイスの管理を行う方式に加え、当社がクラウド上で運営・管理する通信用サーバ「クラウドコミュニケーションサーバ」によって、モバイルデバイスと管理サーバの間の通信を行う方式を選択できます。お客さまは、独自に通信用サーバを設置したり、通信経路の設定のためファイアウォールの設定変更を 何度も行う必要がなく、管理端末の情報はお客さま環境内に設置された管理サーバ内で保管、管理します。これによりお客さまは、従来のオンプレミス型製品の情報管理性を維持したまま、導入・運用を簡単に行うことができます。
また、新バージョンでは当社のクラウド型アプリ評価サービス「Trend Micro Mobile App Reputation(以下、MAR)」と連携したアプリケーションコントロールを実現します※1。MARとの連携により、MARにより分類されたゲーム/ソーシャル/アダルトなどのカテゴリに応じて、アプリのインストールや起動を許可するかどうかの一 括設定が可能になりました。管理者は、より簡単に従業員が使用するアプリを制御設定できるようになります。さらに、管理者が従業員向けに配布するアプリのプライバシーリスクやリソース消費量の評価結果を、TMMSの管理画面から確認できます。
※1 MARと連携したアプリケーションコントロールは、Android™で起動するアプリのみ可能です。iOSのアプリについては、Apple Store上のカテゴリを利用します。
Trend Micro Mobile Security™ 9.0の概要
■主な新機能
●クラウドデータベースと連携したアプリケーション制御:
当社のクラウド型アプリ評価サービスMARによるアプリのカテゴリに応じて、従業員がポリシーに違反したアプリケーションをデバイスにインストールしたり、起動したりすることを防ぎます※1。
また、管理者が従業員向けに配布するアプリに対し、MARで判定されたプライバシーリスクとリソース消費量の評価結果を、管理画面上で確認できます。管理者が、配布するアプリの評価を事前確認でき、より業務利用に適したアプリケーションの導入・運用を支援します。
※1 MARと連携したアプリケーションコントロールは、Androidで起動するアプリのみ可能です。iOSのアプリについては、Apple Store上のカテゴリを利用します。
●アプリのプライバシースキャン:
MARとの連携により、モバイルデバイスにインストールされたアプリをスキャンし、デバイス上でプライバシーリスクを3段階(高・中・低)で表示します。デバイスの利用者が、自身でダウンロードしたアプリの危険性を確認することができます。
●Exchange Server アクセスコントロール:
TMMSで設定したポリシーに適合しないデバイスのMicrosoft Exchange Serverへアクセスをブロックし、メールやカレンダーへのアクセスを防止します。
●ロールベースの管理者アカウント:
特定のデバイスグループのみ管理可能な管理者アカウントを作成可能です。全デバイスを管理できる権限を持つアカウントの他に、グループ企業や遠隔地にある拠点ごとに管理者を設定することができ、よりユーザの運用状況にあった管理が可能になります。
■受注開始日:2013年9月3日、出荷開始日:2013年9月5日
■製品ラインナップと参考標準価格 :
・Trend Micro Mobile Securityスタンダード:3,110円※2(税別)
・Trend Micro Mobile Securityアドバンス:6,220円※2(税別)
※ 2 上記参考標準価格は、新規購入時における1年間のスタンダードサポートサービス料金を含めた1アカウント(購入数が250~499アカウントの時)あたりの使用許諾料金です。アカウント数に応じて割引料金が適用されるボリュームディスカウント制となります。2年目以降も、製品のバージョンアップやパ ターンファイルのダウンロード等のサポートサービス継続をご希望の場合は、1年毎に契約の更新が必要です。契約更新料は、更新発注時に提示されている新規標準価格の50%となります。
TMMSの製品ラインナップごとの詳細機能は、下記URLからご確認ください。
http://www.trendmicro.co.jp/jp/business/products/tmms/index.html
※TRENDMICRO、Trend Micro Mobile App Reputation、Trend Micro MobileSecurityは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。AndroidはGoogle Inc.の商標です。各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。