トレンドマイクロ、国際警察組織インターポールと協力関係を構築

~国境なきサイバー犯罪の防止のために、高い専門性を持つ人材の育成を支援~

2013年6月24日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、国際刑事警察機構(International Criminal Police Organization: ICPO、以下、インターポール)に対し、サイバー犯罪対策における協力関係を築くことで合意しました。

サイバー犯罪はますます複雑化し、国境を越えた広がりを見せています。このように高度に発達したサイバー攻撃の脅威に対抗するためには、従来 の犯罪に対する伝統的な調査手法だけでは不十分で、より高度な技術や専門性が要求されます。また、各国の法律の垣根を越えた広範な調査活動が不可欠です。 司法権力や部門組織を超えた協力体制を構築し、技術的専門性を向上させ、サイバー攻撃に効果的に対抗するのに必要なツールやインフラを整備することで、セ キュリティの強化が可能です。
このような現状を踏まえ、インターポールでは、サイバー攻撃対策の強化に取り組んでいます。2014年にシンガ ポールにサイバー攻撃の国際研究センターである”INTERPOL Global Complex for Innovation(以下、IGCI)”を設立すると共に、技術的専門性向上のため、セキュリティの知見を持つ関係者との幅広い協力体制を確立予定で す。

トレンドマイクロは、インターポールからサイバー犯罪対策に関する協力を依頼されてきました。この度、フランス リヨンのインターポール本部にて、トレンドマイクロCEOのエバ・チェンと、インターポール事務総長ロナルド・ノーブルが会談を行い、2013年6月21 日(現地時間)にサイバー犯罪対策に関するインターポールへの協力関係を築くことで合意しました。
本合意に基づき、トレンドマイクロはインター ポールを通じて加盟各国の警察、政府機関、重要インフラ企業等に技術スキル向上のためのトレーニングを提供し、国際レベルで台頭するデジタル犯罪に対抗す るために必要な専門知識の形成を支援します。eラーニング形式や講義形式でのトレーニング、ワークショップや専門家認定の実施など、インターポールと協議 し、必要なレベルのコンテンツを様々な形で提供します。
トレンドマイクロは、インターポールへのサイバー犯罪対策に関する支援を通じ、企業ビジョンである「デジタル情報を安全に交換できる世界」の実現を目指します。

写真: 合意の握手をするエバ・チェン(左から2番目)とロナルド・ノーブル氏(中央)

●インターポールについて
インターポールは、国際的な犯罪防止を目的として世界各国の警察により結成された国際組織です。世界190 の国と地域の警察が加盟し、国際犯罪に関する情報収集や交換など、より安全な世界を実現するために各国の警察の連携を図っています。高度な技術インフラや 運用サポートを備え、21世紀における犯罪活動への対抗を支援しています。

※TRENDMICROは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。