富士通株式会社

ローカル5G環境におけるエンドツーエンドでの
セキュリティ運用の効率化を促進し、企業のDXを加速

概要

お客さまの課題

ニューノーマルな社会や企業のDXを支える技術として、スマートファクトリーにおけるローカル5Gセキュリティソリューションの展開を検討。

解決策と効果

Trend Micro Mobile Network Securityの組み込みによりセキュリティを確保、トレンドマイクロとの協業により、ローカル5G向けのセキュリティソリューションの商品化を目指す。

※富士通社のYouTubeチャネルより引用

"富士通はトレンドマイクロと協業し5Gの技術を通じて人・モノやあらゆるサービスがつながる社会を実現することで社会の問題を解決していきます。"

"このセキュリティソリューションは、ミッションクリティカルな領域へローカル5Gを展開していく上でカギとなる重要な技術と考えています。引き続きトレンドマイクロと連携を強化していければと思います。"

富士通
5G Vertical Service室 室長
後藤 知範 氏

ニューノーマルな社会において、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支えるテクノロジーの1つとして、ローカル5Gが注目されています。製造業では、スマートファクトリーの実現に向け、ローカル5Gを活用することで、カメラや無人搬送車両、モバイル端末など現場のあらゆるデバイスと、業務アプリケーション・サービスとを連携した自動制御や遠隔操作などが可能となり、コア業務の革新への取り組みを進めています。一方、ローカル5Gネットワークと現場のIoTデバイスがサイバー攻撃を受けた際は、工場の稼働を停止するなどの対応が必要となるため、業務に応じて様々な影響を想定した新たなセキュリティ対策を講じることが急務となっています。

富士通はトレンドマイクロとともに、ローカル5Gを活用したスマートファクトリー環境に、サイバー攻撃などへの対策を強化するセキュリティソリューションを実装しました。

富士通の「FUJITSU コラボレーションラボ」(所在地:神奈川県川崎市)で、高精細監視カメラ、無人搬送車両などを稼働させてスマートファクトリーを想定したローカル5Gシステムに、トレンドマイクロの5G/ローカル5G向けセキュリティソリューションTrend Micro Mobile Network Security(TMMNS)を組み込み、ローカル5G向けのセキュリティソリューションとして商品化することを検討しています。

TMMNSは、IoTデバイスに搭載されるSIMカード内で動作するエンドポイントセキュリティとローカル5Gシステム上で動作するネットワークセキュリティで構成され、以下のことを実現できます。
・セキュリティ状態の可視化と通信制御
・SIMの差し替えによる不正なIoTデバイス接続時の制御
・マルウェアに感染したIoTデバイスからの攻撃に対する制御

今後、富士通はトレンドマイクロと連携し、富士通の小山工場(所在地:栃木県小山市)をはじめとする実環境で2021年9月までを目標に検証を行ったうえで、ローカル5G向けのセキュリティソリューションとして商品化することを検討していきます。さらに、グローバルへの展開も視野に入れたソリューションの共同検討も進めていきます。

Trend Mobile Network Securityの詳細はこちら

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  • 製品・サービスの導入効果は、ご利用企業・組織の方の声に基づくものであり、お客さまご利用状況により効果は異なります。
  • 記載内容は2021年7月現在のものです。内容は予告なく変更される場合があります。