トレンドマイクロ、詐欺対策の意識向上と、アプリ認知拡大を目的に、詐欺実例ショートドラマを3本公開

2025年8月8日

〜実際に日本で起きた詐欺事件を題材に、観るほどに「自分にも起こりうる」と感じられる没入型ショートドラマ〜

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン、以下「トレンドマイクロ」)は、巧妙化する詐欺への注意喚起と、同社が提供する詐欺対策アプリ「トレンドマイクロ 詐欺バスター」の認知拡大を目的として、詐欺の実態を描いたオリジナルショートドラマ3本を、2025年8月8日より公開いたしました。

◾️詐欺実例ショートドラマ概要

「自分は大丈夫」「まさか自分が騙されるはずがない」――その油断こそが、詐欺師にとって最大のチャンス。

詐欺師たちは、電話・メール・SMS・DMなど、あらゆる手段でターゲットに接触し、人の心理的な隙を突いてきます。たとえば、「警察など権威ある人物の言うことを信用してしまう」「焦りや不安によって判断力が鈍ってしまう」「聞き覚えのある情報に安心してしまう」といった心理傾向を巧みに悪用し、詐欺を仕掛けてきます。
本ショートドラマでは、こうした詐欺の実態を再現し、詐欺師がどのように日常に入り込み、被害者を巧妙にだましていくのかをリアルに描写。視聴者が詐欺を“自分ごと”として捉え、「誰もが被害に遭う可能性がある」という現実に気づくきっかけとなることを目指しています。
また、巧妙化する詐欺を個人で見分けるのは困難であることから、詐欺対策専用アプリ「トレンドマイクロ 詐欺バスター」を活用することで、手軽にリスクを回避できる点も併せて紹介しています。
※本ショートドラマは国内で実際に発生した詐欺実例をもとに作成しました。

◾️詐欺実例ショートドラマのストーリー

【詐欺実例001】『不在通知の罠』
「ご不在のため荷物を持ち帰りました」──タイミングよく届くメッセージ
あなたは詐欺の入り口に気づけますか?
被害にあわないためにはどうしたら良かったのか。

【キーポイント】
#SMSに気をつけよう
宅配大国、日本。きめ細やかな配達サービスが整備されているからこそ、それに付け込んだ詐欺も増えています。
不在通知も、たまたま受け取れなかったタイミングに届くと信じてしまいがち。
#本物そっくりサイト
ショートメッセージから誘導される再配達依頼サイトは、多くの場合、実在の宅配業社のものを精巧にコピーし作られています。
人の目で見極めるのは非常に困難です。
#家族で話しあう
巧妙化する現代の詐欺。
どれだけ注意していても、一瞬のスキを突かれてしまうこともあります。
家族や大切な人と、日頃から話し合うことが詐欺を防ぐ大きな力になります。

【スタッフ】
監督:山本ヨシヒコ 脚本:左子光晴(ヨーロッパ企画) 出演:北川純子(佐伯宏子 役) 杉浦一輝(佐伯公宏 役) 左子光晴(詐欺師 役)
提供:トレンドマイクロ 詐欺バスター

動画視聴はこちら → 【詐欺実例001】『不在通知の罠』

【詐欺実例002】『株ジャック』
二要素認証したのに取引口座が乗っ取られた!?
大切に育ててきた株を勝手に売買される恐ろしさ
ネットリテラシーが高い人こそ要注意!
主人公がだまされる前に詐欺だと気づけたシナリオにも注目!

【キーポイント】
#本物すぎるメール

最近の偽メールや偽サイトは実在のものを精巧にコピーしており、人の目で見極めるのは非常に困難。
メールアドレスすら正規のものに偽装しているケースも登場し、ネットリテラシーに長けた方でも引っかかってしまうケースが散見されます。
#詐欺対策を装う
「不正ログインが検出されました」「二要素認証のお願い」など、詐欺への警戒や対策を装った偽メールや偽ショートメッセージも手口として見られます。
最新の詐欺の多くは心理の隙間を巧妙に突いてきます。
即応せず、慎重に判断しましょう。

【スタッフ】
監督:山本ヨシヒコ 脚本:左子光晴(ヨーロッパ企画)出演:鳥谷宏之(樋口征一 役)左子光晴(詐欺師 役)
提供:トレンドマイクロ 詐欺バスター

動画視聴はこちら → 【詐欺実例002】『株ジャック』

【詐欺実例003】『劇団ニセ警察』
「あなたに詐欺の容疑がかけらています」
突然かかってきた警察を名乗る電話の相手は敵か?それとも、、味方か?
”私はただ、無実を証明したかっただけなのに──”
巧みに心理を操る手口をあなたは見抜けますか?。

【キーポイント】
#0110の落とし穴

警察の電話番号としてかつてよく採用されていた末尾0110。
この番号を使って、警察をかたる詐欺が増えています。
110(ひゃくとうばん)が見えたからといって、警察とは限りません。
#名脇役に気をつけよう
ひとりではなく複数の人間による劇場型詐欺。
いろんな役の詐欺師が、代わるがわる役割を演じてあなたの心を揺さぶってきます。
#小道具にも要注意
ビデオ通話やSMSで警察手帳を提示したり、姿を見せたりして、ターゲットを安心させてくるケースもあります。
本物の警察官はビデオ通話を使って連絡することも、証拠の提出を求めることもありません。

【スタッフ】
監督:山本ヨシヒコ 脚本:左子光晴(ヨーロッパ企画)出演:中村美貴(相沢由美 役)甲津拓平(詐欺師A 役)佐々木史帆(詐欺師B 役)
提供:トレンドマイクロ 詐欺バスター

動画視聴はこちら → 【詐欺実例003】『劇団ニセ警察』

◾️詐欺実例ショートドラマ制作の背景

急速に普及が進む生成AIなどの先端技術は、詐欺の手口を巧妙化させ、新たな被害を生み出しています。トレンドマイクロが実施した調査によると、電話やインターネット上で詐欺、または詐欺と疑われる不審な体験をした人は全体の64.4%に上り、そのうち実際に金銭などの被害に遭った人は30.3%に達しました。にもかかわらず、6割以上が詐欺対策をしていないという実態が明らかに。(※)対策意識の定着には依然として課題が残されています。
※2025年5月 トレンドマイクロ「ネット・電話詐欺被害状況調査

こうした状況を受けて、トレンドマイクロは、実際の被害事例をもとにしたショートドラマ形式の啓発動画を制作しました。日常に潜む詐欺の手口を実例に基づきわかりやすく伝えることで、被害防止につなげたいと考えています。30年以上にわたるウイルス対策分野での実績を通じて培った詐欺の知見と、国内外の法執行機関や関係団体との幅広い連携実績を有する当社だからこそ担える責務として、詐欺対策を「個人の問題」にとどめず、「社会全体で取り組むべき課題」と位置づけ、本取り組みを進めてまいります。
なお、2025年12月までにさらに5本の詐欺実例ショートドラマを制作・公開する予定です。

◾️「トレンドマイクロ 詐欺バスター」について

「トレンドマイクロ 詐欺バスター」は詐欺対策に特化したスマホ向けアプリで、詐欺の可能性のある電話をブロックするほか、メール、広告、Webページの詐欺判定、ディープフェイクを用いたビデオ通話の検出など、詐欺に対する様々な機能を搭載しています。詐欺と思われる不審な体験をした際に、その内容をスクリーンショットで送信するだけで詐欺の可能性を判定できるため、詐欺についてすぐに相談できる相手としてもご活用いただけます。
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