Trend Micro IoT SecurityがMentor Automotive ConnectedOS™に対応

2017年11月29日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:エバ・チェン、東証一部:4704 以下、トレンドマイクロ)は、メンター,シーメンス・ビジネス(以下メンター)が提供するMentor Automotive ConnectedOS™に、トレンドマイクロのIoT機器向けセキュリティソリューション「Trend Micro IoT Security」が対応したことを発表します。「Trend Micro IoT Security」は、IoTデバイスのシステムにおけるセキュリティリスクを特定し、リスクを検知、防御することにより、システムを保護します。Mentor Automotive ConnectedOS™は、多くの自動車メーカーの車載インフォテイメント(IVI)システムや運転者情報システム(クラスタ)に搭載されています。

スマートカーの分野では、ハッキング実験により、高速で走る自動車への攻撃を行いハンドルやブレーキシステムを制御することに成功しています。また、このような問題が原因で、リコールが発生した企業も確認しています。車載システムの脆弱性も複数確認されており、遠隔操作の危険性も指摘されています。このような状況から、車載システムにおけるセキュリティ対策の必要性は日々増しています。

「Trend Micro IoT Security」は、Linuxなどの汎用OSで動作し、外部とIP通信を行う組み込み機器を対象とするIoT機器向けセキュリティソリューションです。IoT機器の設計・開発段階で、本ソリューションを導入することで、出荷後にIoTデバイスの脆弱性が起因となるセキュリティリスクを軽減し、システム全体の安全性を高める仕組みを提供します。

「トレンドマイクロによるMentor Automotive ConnectedOS™のサポートは、自動車業界の顧客が抱えるシステムセキュリティ問題への対応をより効果的に支援してくれます」。メンター、Director of Infotainment for Mentor Automotive Business Unit、Michael Ziganek氏は述べています。

トレンドマイクロは今後、国内外の自動車メーカーや自動車部品メーカーとの実証実験を行うことにより、実用化を目指します。これにより、安全にスマートカーが走行する社会の実現を目指します。

「Trend Micro IoT Security」が提供する機能は下記のとおりです。

・    リスク検知機能
  ネットワーク異常検知、ファイル完全性確認、脆弱性検知により、システムのリスクを特定します。

・    システム保護機能
  アクセス制御、侵入検知、仮想パッチ適用により、システムを保護します。

・    セキュリティインシデント管理機能
  セキュリティダッシュボードにて、各種セキュリティイベントを可視化し、監視、対策を行います。

Mentor Automotive ConnectedOS™上で動作する「Trend Micro IoT Security」のデモは、2017年11月30日(木)ドイツ ミュンヘンで開催される「IESF Munich 2017」、2017年12月1日(金)に、東京コンファレンスセンター品川で開催される「Mentor Forum 2017 - Automotive Day」、および、2018年1月9日(火)から1月12日(金)に開催されるCES 2018のメンターのブースにてご覧いただけます。


IESF Munich 2017:Webサイトはこちら
Mentor Forum 2017 - Automotive Day:Webサイトはこちら
CES 2018:Webサイトはこちら

本リリースは、2017年11月29日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。TREND MICROは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。