面識ある友人からのメッセージは2人に1人がURLを気にせずクリック

~ソーシャルネットワークサービス利用に関するセキュリティ意識調査~

2011年8月22日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704)は、国内のインターネットユーザを対象に実施したソーシャルネットワークサービス(以下、SNS)利用に関するWebアンケート調査の結果をお知らせします。

本調査において、twitter、mixi、facebookなどのSNS利用中に受け 取るメッセージ内に含まれるURLのセキュリティ意識について、送信元の人物との関係性が深いほど、ためらいなくリンクをクリックする傾向が強く、オフラインで面識のある友人・知人からのメッセージであれば約半数が特に気にせずクリックしています。
また、面識ある人物からのメッセージに対する警戒心として、年代別では20-30代が40-50代に比べ疑いを持つことが少ない傾向が強いほか、性別ではやや女性の方が強い傾向が見られました。

twitter, mixiは2人に1人、facebookも3人に1人がすでに利用中(利用率:twitter 48.2%, mixi46.8%, facebook29.8%)であり、世代・性別を問わずSNSの利用は広がりを見せている中、SNSでやり取りされるメッセージから不正なWebサイト に誘導する攻撃も確認されています。
詐欺への誘導や添付ファイルが不正な恐れがあるメールに対して、多くのユーザは警戒している一方で、友人・知人からのメッセージに対して安心感が強まることは自然な感情ですが、ネット上の攻撃者はそのようなユーザの心理的な隙を狙ってきます。

ユーザは、SNSのようなコミュニケーションツールにおいても万が一の被害を予防するために少しでも不審なメッセージであれば即座にクリックを行わず、周囲に相談するなど慎重な行動が求められます。トレンドマイクロではSNSを含め多くのユーザが新しいツールや環境で安全にデジタルライフを楽しむために、 使いやすいセキュリティ製品・サービスの提供に努めてまいります。

●面識ある人物からのメッセージは46.7%が特に気にせずクリック
面識ある友人・知人からのメッセージは46.7%が「特に気にせずクリックする」に同意しており、オンラインのみの友人・知人からのメッセージに比べ、同意する率が30%以上高い結果となりました。また、いかなるメッセージでも「特に気にせずクリックする」の同意は4.7%と低く、「やや同意しない」「同意しない」の合計で83.3%になりました。Webに対するセキュリティ意識は多くのユーザが持っている一方で、関係性の深い人物からのメッセージには警戒心が大きく低下する傾向が見られます。

◆グラフ1:SNS利用中のメッセージ内のリンクに対する意識(全体)

◆グラフ2:
面識ある友人・知人からのメッセージ内のリンクを気にせずクリックすることについて(世代別)
※10代・60代は回答者数が少ないため集計には含んでいません

◆グラフ3:
面識ある友人・知人からのメッセージ内のリンクを気にせずクリックすることについて(性別)

■調査の概要
対象: 12歳以上の国内インターネットユーザ
有効回答数: 618 名
アンケート実施時期: 2011年6月28日から6月30日

※TRENDMICROはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。また、各社の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。