株式会社robot home

株式会社robot homeは「テクノロジーで、住宅を変え、世界を変えていく。」というミッションと「世界を代表するテクノロジー企業となり、不動産投資を通じて持続可能な社会を実現する。」というビジョンのもと、不動産を通じたあらゆる社会課題の解決を目指している。その一環としてDX戦略の推進によって新たなビジネスや顧客体験を創造し続けることで、パートナーをはじめとするステークホルダーと共創しながら課題解決に取り組んでいる。
近年、サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進む中、robot homeでは強固なセキュリティ体制の構築に注力し、子会社も含めた統一的なセキュリティ基準の策定や、研修・啓発活動を通じた対策強化を進めてきた。そんな中で、自社環境のリスクの可視化によって、より網羅的かつプロアクティブなセキュリティ対策を講じる必要性を感じていた。
既に他社の資産管理ツールを用いて端末管理を行っていたものの、可視化できる範囲に制限があり、特にアプリケーションレベルでの脆弱性管理が不十分となっていた。robot homeではアプリケーションのインストール時に社内で申請する運用をとっていたが、その後のアップデート状況や、継続的な利用状況の管理までは十分に行えていなかったという。
また、脆弱性の対策、管理についてはJPCERTの情報などを参考にパッチ適用が必要な情報を収集し、該当端末利用者に適用を依頼する運用を行っていたが、対象となるアプリケーションが既に利用されていない、パッチが適用状況把握する仕組みがないなど、対応の徹底、継続が業務負担となっていた。
この点を踏まえ、EDRの導入による攻撃対策は実施していたが、リスクの継続的な可視化、対応を含めた、より包括的な管理を実現したいと考えていた。
Trend Vision One - Cyber Risk Exposure Management(以下、CREM)は、まさにrobot homeが必要としていたリスクの可視化を実現し、さらにそのリスクを具体的な数字でスコアリングできる点に期待し、経営層がセキュリティ投資に積極的であったこともあり、CREMの導入を決定した。