第53回SMILE PROJECTレポート

2021年11月14日(日)に実施した第53回 SMILE PROJECTは児童養護施設「聖園子供の家」にて活動を行いました。1年ぶりに訪れた聖園子供の家でのボランティア活動に参加した11名の活動の様子をレポートいたします。

活動内容:子供向けセキュリティ教室、施設のネットワークセキュリティ相談
ポンポンじゃんけん、占い、ドッジボール、ポンポン刺繍、ピアノ遊びなど

第50回スマイルプロジェクトで遊具を設置した児童養護施設にて、今回はセキュリティ教室を行うことになりました。社員の一人が講師となり、下は幼児さんから上は高校生までいる中インターネットは便利なだけではなく危険な面もあることを説明しました。今回は、たまたま関西出身の社員が関西弁で説明したのですが、子供たちはいつもは真面目でちょっと難しく感じるセキュリティの話がぐっと身近に感じられたようで、質問に答えながら自発的に興味を持って聞いてくれる子供や、部屋の隅で社員相手に話し込む子供など、様々な反応がありました。

セキュリティ教室のあとは、自由に遊ぶ時間!社員の一人が考えてきた『ポンポンじゃんけん』!

小さなポンポンをひとり3つづつ配り、じゃんけんで買ったほうが1つもらって、最後に多い人が勝ちという単純なゲームなのですが、ポンポンがなくなっても「ポンポン銀行」にいくとまたポンポンをもらえるということもあって、小さな子供から大人まで、大はしゃぎで盛り上がりました。

外ではドッジボール、室内では、ポンポンじゃんけんで使ったポンポンで手芸をしたり、ピアノで遊んだり、カードを使った占いで将来を占ってもらう子供たち。

クタクタになるまで子供たちと遊び、夕方には昨年設置した遊具を見ながら帰路につきました。

様々な理由から児童養護施設に住む子供達、その理由は計り知れません。ただ、様々な知識や能力を持つ私たちが、その能力を使って行うプロボノ活動によって少しでも笑顔になってくれる子供がいる限り、この活動を継続して行っていきたいと思います。誰しも、相手を思って出来ることはいくらでもあります。また必ず来ますね。

【参加社員からのフィードバック】

■まだ4歳そこそこのお子さんたちが、園のルール(ゲームのできる時間、パソコンのできる時間)の存在をちゃんと理解して、守っている姿が印象的でした。

■占いカードは女の子が関心持ってくれるかしら…話のネタになるかしらと思って持ってったのですが、希望者第1号は男の子で、その後は女の子が続き、真剣に将来の夢や悩みについてお話をすることができました。

■5歳の男の子とピアノで遊んだのだけど、ものすごくその子はピアノ好きなようでずーっと飽きずにピアノを触っていて「この子はピアノさえあれば幸せなんですよ~」と保母さんから伺いました。実はすごいピアノの天才だったりして…と、この子がピアノ習う機会あるのかしら、なければ何とかしてあげたいなぁと考えてしまいました。

■機会があれば、また是非参加したいと思います。社会課題や問題を解決したいと言う気持ちがあるのと、その為に実際に現場を知る必要があると思っていて、それが結果的に自分の学びや気づき、成長に繋がっていると思えるからです。

■きれいごとではなく、組織で活動する方が出来る事が多いのと、CSR活動であれば必ず発信や掲載と言う形で残り、「こんな良いことをやっているよ」だけでなく、「そんな課題もあるんだ」という事を認識して貰う事も出来ると思っています。

■環境に関わらず、子どもたちの心と体の成長を見守るという意味では継続的な対応が必要だと思ったので、今後も引き続き同じ施設の方たちと繋がって、精神面でのサポートや機会提供が出来るといいと思います。

活動年月日:2021年11月14(日)