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- Sustainability & CSRへの取り組み
- インターネットの安全を維持できる社会の実現に向けた取り組み
- 親子向けセキュリティ教室 2016年
トレンドマイクロは安全なインターネット利用を支援するため、小学校4~6年生の児童とその保護者の方を対象に『夏休み親子セキュリティ教室』を2004年より毎年開催しております。第13回目となる今回は東京・名古屋・大阪・広島・福岡の5か所で開催し、44組93名の親子の方に参加いただきました。
本記事では、当日の教室の様子をお伝えします。
トレンドマイクロは、お子さんが安全にインターネットを楽しむには、お子さんだけでなく保護者の「セキュリティに対する高い意識」が重要と考えます。セキュリティ教室に参加された保護者の方からも「インターネットのセキュリティ教育は難しくてできない」「子どもの方が詳しくて、どう注意していいのかわからない」という声をよく耳にします。そこで今回のセキュリティ教室では、「まずは保護者の方に正しいセキュリティ知識を持ってもらう」ことを目的に、お子さんが楽しくセキュリティを学んでいる間、保護者の方向けに今どきのインターネット脅威とその対策について、実例を交えながら解説しました。
講義では、スマートフォンの不正アプリからの情報漏えいや、多くのスマートフォンユーザも直面しているインターネットの不正請求などの実情に驚かれる保護者の方もいらっしゃいました。参加者のコメントでは、「これまでセキュリティ対策はパソコンだけで良いと思っていたけれども、スマートフォンでもこれだけ子供を取り巻く危険があることが分かった」「スマートフォンを子どもに持たせる際には、危険があることをきちんと伝えようと思った」など、今回の教室をきっかけに改めてセキュリティ教育の重要性を意識された方が多数いらっしゃいました。
講義の後半では、こうしたインターネットの脅威からお子さんを守るために保護者の皆さんが何をすべきかを、各々の意見やアイデアを交換しながら考えていきました。
不正アプリやネット詐欺のようなインターネットの「脅威」は、利用者が脅威を知り騙されないようにする「心がけ」に加え、セキュリティソフトやフィルタリング機能をあらかじめスマートフォンやパソコンにインストールしておくことで、その多くを防ぐことができます。また、多くの保護者が心配される炎上騒ぎやネットいじめなどの「ネットモラル」の対応に関しては、日頃お子さんに対して行うしつけと何ら変わりはありません。インターネットであれ、日常生活であれ、「相手の嫌がることはしない」、「不用意な発言はしない」といったマナーをしっかりと教育しましょう。
お子さんには、各地で趣向を凝らした内容で、楽しみながらセキュリティを学んでいただきました。東京会場では、「謎解き暗号ゲーム」を実施しました。4-5人のチームに分かれた子どもたちが、実在した暗号方式を元にした謎解き問題を競争して解いていき、正解すると宝箱を開けるための鍵となる番号を取得できるというゲームです。コンピュータと暗号の歴史、パスワードの重要性などをゲーム感覚で楽しみながら学べる時間となりました。
講義の最後には、学んだことを基にご家庭ごとに親子で今日から実行できる ルールを考えていただきました。 以下は、当日発表されたルールの一部です。
それぞれのご家庭ごとに生活習慣や環境が違うように、インターネット利用に関するルールも違って当然です。お子さんがインターネット上で被害者・加害者にならないようにルールを決めて、今日から実行しましょう。
トレンドマイクロは「デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現」に向けて今後も活動して参ります。