Microsoft® 365™のメールを分析し、脅威を可視化する無償サービス
「Trend Micro Security Assessment Service™」を提供開始

 

2020年6月29日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、Microsoft® 365™に保存されているメールを分析し、脅威を可視化する無償サービス「Trend Micro Security Assessment Service」を2020年6月29日より提供開始します。

メールを用いたサイバー攻撃は、侵入経路の多くを占めています※1。また、企業や組織においてクラウド型のメールサービスを利用するユーザは多く、59.0%が自組織のメールサーバは主にパブリッククラウドを利用しています※2。企業や組織のメールサービスがオンプレミスからクラウドへ移り変わる中、トレンドマイクロのMicrosoft® 365™やG Suite™を保護するセキュリティソリューションでは、2019年の1年間で約1,270万件の不正メールを検知しました。ビジネスメール詐欺(BEC)の数は約38.6万件と、2018年の約10.4万件と比べると約3.7倍に増加しています。また、アカウント認証情報を狙うフィッシング詐欺メールの数は、2018年比で約1.4倍でした※3。クラウド型メールサービスを利用する企業や組織のセキュリティ担当者は、現在の自組織が直面している脅威の状況を把握し、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。
※1 トレンドマイクロ「2019年年間セキュリティラウンドアップ」
※2 トレンドマイクロ「ビジネスメール詐欺に関する実態調査 2018」
※3 トレンドマイクロ「クラウドメールの法人組織を狙う「すり抜け」の脅威」


トレンドマイクロが提供開始する「Trend Micro Security Assessment Service」は、Microsoft® 365™に保存されているメールを分析し、脅威を可視化する無償サービスです※4。本サービスでは、Microsoft® 365™を利用している法人組織が、メールボックス内に保存されたメール※5をスキャンし、ビジネスメール詐欺、フィッシング、ランサムウェア、不正ファイル、不正URLの5種類のカテゴリでメールにおける脅威を可視化できます。可視化された情報をもとに法人組織のシステム管理者は、自組織が行うべきセキュリティ対策を検討できます。
※4 1アカウントにつきMicrosoft 365の 1テナント(グローバル管理者アカウント)が対象です。利用期間は30日間です。
※5 過去30日間に送受信したメールを対象に脅威を可視化できます。

図:「Trend Micro Security Assessment Service」のダッシュボードイメージ

 

Trend Micro Security Assessment Serviceのサービス詳細は、こちらをご確認ください。

 

「Trend Micro Security Assessment Service」機能一覧

機能 説明
脅威検索機能 スキャンを行ったメールの総数と、取引先や自社の経営者層になりすます「ビジネスメール詐欺」、特定の企業などを騙り受信者を偽サイトへ誘導する「フィッシング」、感染した端末やファイルを暗号化し金銭を要求するマルウェア「ランサムウェア」、悪意のあるファイルが添付された「不正ファイル」、悪意のあるWebサイトのURLが記載された「不正URL」に分類されるメールの総数を表示します。
検索結果のダッシュボード機能 サイバー攻撃の被害に遭う可能性が高い上位ユーザのリストを表示します※6。また、ビジネスメール詐欺、フィッシング、ランサムウェアのカテゴリに属した脅威を受信しているユーザのリストを表示します。
検索結果のレポート出力機能 可視化された脅威の結果を、PDFでレポート化します。

※6 ユーザのメールボックス内に存在する5つの脅威カテゴリのリスクスコアを合計して算出します。

 

本リリースは、2020年6月29日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
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