セキュリティ技術の競技大会「Trend Micro CTF 2018」を開催

~グローバルサイバーセキュリティ人材の育成に貢献~

2018年8月2日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、2015年から開始し今年で4回目となる、セキュリティ技術の知識や実践力を競い合う競技大会「Trend Micro CTF 2018 – Raimund Genes Cup(以下Trend Micro CTF)」を開催します。Trend Micro CTFは、20歳以上であれば世界中の誰でも参加可能な競技大会で、サイバーセキュリティ人材の育成を目的としています。

トレンドマイクロのCEOエバ・チェンは以下のように述べています。「トレンドマイクロは、デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現というビジョンを掲げ、世界をより安全にするために日々サイバー犯罪者と戦うことに情熱を持っています。トレンドマイクロは、より強力なセキュリティ専門家の必要性が高まっていると考え、3年前にサイバーセキュリティの若手技術者のスキル向上を目的としてTrend Micro CTFを開始しました。このような取り組みを通じて、人材不足、スキル不足といった課題解決に貢献できるものと確信しています」。

毎年開催しているTrend Micro CTFは、サイバー犯罪、標的型サイバー攻撃、IoT(Internet of Things)、制御システム(ICS)など、近年サイバーセキュリティにおいて特に重要な領域におけるスキルの開発、向上に貢献するものです。

トレンドマイクロは、グローバルイベントであるTrend Micro CTFや、南米においてOrganization of American States※1と女性向けに共同開催している10のコンテストを含む、約20のCTFイベントを毎年世界各地で開催しております。

Trend Micro CTF以外にも、トレンドマイクロではいくつかのセキュリティスキル向上を支援する取り組みを実施しています。当社は米国、カナダ、ブラジル、チェコ共和国、エジプトにある5つのグローバルセンターで、新しいサイバーセキュリティ専門家を募集し、育成しています。本センターでは、特別なサイバーセキュリティの経験を必要とせず、技術者及び非技術者双方を募集しています。包括的なサイバーセキュリティのトレーニングプログラムを受講した後、受講者は、戦略パートナーやユーザ企業及びトレンドマイクロから求人を受け取り、業界全体でセキュリティ専門家に対するニーズを満たすことになります。トレンドマイクロは、Frost&Sullivan※2が予測した180万人のセキュリティ人材不足に対処するため、2022年までに2,500人以上の新たなサイバーセキュリティ専門家の育成を支援していく予定です。

テューレーン大学のシニアセキュリティアナリストであるMark Liggett氏は、以下のように述べています。「技術力の高い専門家の不足は、多くの企業で最も共通したセキュリティ上の懸念事項です。トレンドマイクロは、このような懸念を解決するために積極的に取り組んでいる数少ないグローバルカンパニーです。様々な業種において新たなセキュリティ専門家を確保することは、より多くの企業が効果的にセキュリティを管理し、攻撃のリスクを低減する上でのカギになります」。

Trend Micro CTF 2018は、インターネット上で実施される「オンライン予選」の後、日本国内(東京)で「決勝戦」を開催します。オンライン予選は、9月15日及び16日に、様々な分野の問題を参加者が解くことで点数を競う「ジェパディ(Jeopardy)」形式で行います。12月15日、16日に実施される決勝戦では、オンライン予選を通過した上位10チームが「アタック・アンド・ディフェンス」形式と「ジェパディ」形式の組み合わせで攻防戦を繰り広げます。

決勝戦の優勝チームには、賞金100万円ならびにZero Day Initiative Rewards Program 15,000ポイント、2位には30万円、3位には20万円が与えられます。

Trend Micro CTF 2018の詳細はこちらをご覧ください。 

 

※1 Organization of American Statesの詳細はこちら
※2 Frost & Sullivan, 2017 Global Information Security Workforce Study “Benchmarking Workforce Capacity and Response to Cyber Risk”, June, 2017