業種
金融サービス
従業員
5,000~10,000名
地域
アメリカ合衆国、グローバル
お客さまの課題
世界で最も金融サービスへのアクセスが限られている人々を保護する
FINCAは40年以上にわたり、世界で最もサービスが行き届いていないコミュニティに金融サービスを提供できるよう尽力してきました。同非営利団体は、ユーラシア大陸の約200万人の低所得者層に対し、融資、貯蓄、保険などの責任ある金融商品を提供しています。13の新興市場で事業を展開するFINCAは、PCI DSS要件および複数の法域にまたがるデータ保護規制の適用を受ける銀行免許を有する子会社を運営するとともに、通信環境や現地のITリソースが限られた遠隔地の拠点も管理しています。
こうした背景から、FINCAにとって、サイバーセキュリティは極めて重要な課題となっています。攻撃が成功すれば、他に融資を受ける手段を持たない人々への融資提供が中断されてしまうおそれがあります。FINCAの事業において、複数の子会社にまたがるレガシーシステムのセキュリティ確保と、通信環境が限られた遠隔地で稼働するフィールドデバイス上の機密性の高い利用者データの保護は必要不可欠です。同時に、同組織は世界各地の従業員を標的とする、ますます高度化するAIを悪用したフィッシング攻撃や音声クローン攻撃への対応も求められています。
TrendAI™ の導入以前は、互いに連携されていないセキュリティツールの寄せ集めでこの複雑な環境が管理されていたため、可視化が制限され、対応に遅れが生じていました。「複数のツールを運用していたため、全体像を把握することが非常に困難でした。インシデントが発生すると、断片的な情報をつなぎ合わせて何が起きたのかを解明しなければなりませんでした」と、FINCAのグローバル情報セキュリティ・ビジネス継続性担当シニアマネージャであるRoberto Cabrera 氏は述べています。「そのため、貴重な時間が失われていました」
「TrendAI Vision One™ を導入する前は、情報が分散しており、全体像が把握しづらい状況でした。今では、このプラットフォームが相関分析を行い、アラート、資産、リスクを結び付けてくれるので、チームの時間を節約できるようになりました」
Roberto Cabrera 氏
グローバル情報セキュリティ・ビジネス継続性担当シニアマネージャ、FINCA
FINCAは2023年にTrendAI Vision One™ を導入して以降、エンドポイント、XDR(Extended Detection and Response)、ID管理、メール、エクスポージャー管理、データセキュリティをカバーする各モジュールへと適用範囲を拡大してきました。検知と対応を遅らせていた断片的なツールは、業界をリードするこのAIセキュリティプラットフォームに置き換えられました。リスク検出、シグナルの相関分析、コンプライアンス対応がAIを活用した単一のコンソールで一元的に行われるようになり、セキュリティチームは地理的な制約を受けることなく、すべての子会社の状況を把握できるようになりました。
TrendAI Vision One™ Cyber Risk Exposure Management(CREM)は、AIを活用して脆弱性と業務上重要な資産・IDの相関分析を行い、経営層が使用するデバイスを自動的に優先順位付けして、エクスポージャーをコンプライアンスリスクに直接紐付けます。
「脆弱性データは以前から存在していましたが、適切な対策を講じるために必要な関連情報が欠けていました。CREMは資産、ユーザ、ビジネスリスクを結び付けてくれます。これこそ、まさに当社のリーダーが求めていたものです」とCabrera 氏は語ります。FINCAはCREMをセキュリティプラットフォームの中核に据え、リアクティブ(事後対応型)な脆弱性管理から、AIを活用したリスクベースの修復へと移行しました。
FINCAは、AIを活用した認証情報攻撃やラテラルムーブメント攻撃からの保護を目的として、XDRによるID保護を導入しました。IDの不正使用は、金融データ漏洩の最も一般的な根本原因の1つであり、各地で活動するFINCAのスタッフもこの脅威から免れることはできません。TrendAI™ は、攻撃が成功する前にその兆候を検出し、ブロックします。「こうした攻撃は、AI支援型攻撃特有のスピードで急速に進行していました」とCabrera 氏は述べています。「TrendAI™ は、スタッフに対する攻撃を防ぐことで、当組織の環境を安全に保ち、私たちをサポートしてくれます」
私たちは、利用者のサービスの安全性を確保することに全力を尽くしています。TrendAI™ は、その取り組みを支えてくれる重要なパートナーです。
グローバル情報セキュリティ・ビジネス継続性担当シニアマネージャ、FINCA
Roberto Cabrera 氏
TrendAI Vision One™ の導入以前、FINCAのアナリストは複数のツールに分散されたアラートの相関付けに何時間も費やしていました。このプロセスは非効率なうえ、全容の把握も困難であったため、チームは常に後手に回り、対応に追われていました。CREMによるAIを活用した優先順位付けは、こうしたチームの日常業務を一変させました。アナリストは、分断されたダッシュボードを横断してシグナルを追跡する必要がなくなり、優先順位付けされたリスクを単一のビューで把握できるようになりました。「おかげでチームはより明確に状況を把握できるようになりました」とCabrera 氏は語ります。「今では、デバイス、ユーザ、エクスポージャーなど、注意が必要な箇所をAIが正確に示してくれるため、チームはすぐに問題解決に取り掛かることができます。判断の確実性は格段に向上しました」
あらゆるレベルにおいて、サイバーセキュリティは常にビジネスの最優先事項となっています。FINCAの経営層は現在、利用者保護を強化することに力を注いでいます。この変化を後押ししたのは、技術的な分析結果を金融業界の経営層にも理解しやすい形で伝えられるCREMならではの機能でした。FINCAは、ゼロトラスト機能をロードマップに盛り込むことで、AIを活用した脅威の波に先んじて対応できる体制を整えています。「私たちは、利用者のサービスの安全性を確保することに全力を尽くしています。TrendAI™ は、その取り組みを支えてくれる重要なパートナーです」とCabrera 氏は述べています。
FINCAとTrendAI™ との関係は、定期的な電話会議と、困難な課題にも最後まで責任を持って対応するという姿勢の上に築かれています。「難しい問題でも、TrendAI™ のチームは答えを見つけて報告してくれます」とCabrera 氏は言います。「それが、私たちの組織のセキュリティ向上につながっているのです」
TrendAI™ は、トレンドマイクロのエンタープライズ向け事業部門であり、AIセキュリティのグローバルリーダーです。AIの包括的な可視化と統合セキュリティの提供を通じて、組織に確かな信頼をもたらし、イノベーションを推進するとともに、リスクを最小化します。現在、世界185か国において大手企業や政府機関に採用され、アイデンティティ、インフラ、データに至るまで、組織全体を横断したセキュリティを提供しています。AI Fearlessly.
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