導入事例

CenterLine (Windsor) Limited:
AIを活用したセキュリティソリューションを導入し、産業オペレーションの安全性を確保

業種

製造業

従業員

501~1,000名

地域

オンタリオ州ウィンザー、カナダ

導入製品・ソリューション

お客さまの課題

生産スピードを維持しながら、分散型製造環境のセキュリティを確保する

大手製造技術プロバイダーであるCenterLine(Windsor)Limitedにとって、セキュリティリスクの管理は事業を円滑に運営するうえで不可欠な要素です。同社は複雑なグローバル環境で事業を展開しており、複数の国際拠点において、自動車、航空宇宙、防衛分野のお客さま向けに自動溶接システムを構築しています。このような広範な事業展開において一貫したサイバーセキュリティ対策を維持することは容易ではなく、特に拠点ごとに現地のITサポートレベルが異なる場合はなおさらです。「各拠点の運営方法は少しずつ異なり、サポートレベルも必ずしも一貫しているわけではありません」と、情報技術開発マネージャーのBruce Court 氏は述べています。

現代のITシステムは、数十年にわたって使用されるように設計された旧式の産業機器と並行して稼働しており、アタックサーフェス(攻撃対象領域)の可視性と制御にギャップが生じています。一部の機器は、組み込みコントローラーと限られたディスク容量を備えたレガシーOS(Microsoft Windows 7など)で動作しています。工場現場では、システムを簡単に更新または交換することができないため、サイバー攻撃のリスクと運用の複雑さが増大します。「私たちは高額な産業用機器を扱っています。それらはビジネスのために稼働し続けなければなりませんが、同時に堅牢なセキュリティも維持しなければなりません」とCourt 氏は述べています。

また、AIの急速な普及に伴い、従業員がIT部門の監督が及ばないAIツールをシャドーITとして利用するようになり、新たなセキュリティリスクとデータ流出への懸念が高まっています。「従業員は業務効率化のためにすでにAIを利用していましたが、必ずしもIT部門が検証・許可したツールを通して利用していたわけではありませんでした」とCourt 氏は説明しています。

ユーザサークル接続

「TrendAI Vision One™ のおかげで、潜在的なリスクと影響を受けるシステムを正確に把握できるようになりました。以前は、これほどの可視化は到底得られませんでした」

Bruce Court 氏

Bruce Court 氏

情報技術開発マネージャー、CenterLine

ソリューション

可視化と制御を実現する統合セキュリティプラットフォーム

CenterLineは、エンドポイント、サーバ、および産業システム全体にわたるセキュリティを統合するために、業界をリードするAIセキュリティプラットフォームであるTrendAI Vision One™ を導入しました。これにより、断片化されたセキュリティツール群を単一の統合されたリスクビューに置き換えることができました。「TrendAI Vision One™ のおかげで、潜在的なリスクと影響を受けるシステムを正確に把握できるようになりました。以前は、これほどの可視化は到底得られませんでした」とCourt 氏は述べています。

こうした高い可視性は、レガシーシステムや組み込みシステムに対して容易にパッチ適用、アップグレード、または交換ができない製造環境において特に重要です。CenterLineは、最新のITシステムと制約のあるOTシステムの両方にわたって一貫した洞察を得ることで、サイバーリスクをより効果的に低減し、生産システムの安定稼働を確保しています。

セキュリティリスクの測定とガバナンスの強化

CenterLineはAI戦略を推進するにあたり、AIセキュリティプラットフォームであるTrendAI Vision One™ から得られる可視性を、アタックサーフェス(攻撃対象領域)全体にわたる一元的な制御へと拡張しました。現在、同社はTrendAI Vision One™ の機能であるCREM(Cyber Risk Exposure Management)や、AIセキュアアクセス、エンドポイントおよびメール保護などのソリューションを活用し、自社環境全体を完全に可視化しています。

ITチームは、個別のツールを管理したり、インシデントが発生してから場当たり的に対応したりするのではなく、ポリシーベースの制御を適用し、ユーザ、データ、およびシステム全体のリスクを単一のコンソールで関連付けて分析しています。「この統合されたアプローチにより、小規模なITチームでも1,000を超えるエンドポイント全体で効果的にアラートの優先順位付けを行いながら、重要な業務に対する強力な保護を維持できます」とCourt 氏は述べています。「チームは、優先すべき脅威を迅速に特定し、被害が拡大する前に即座に対処できるようになりました」

まさに、迅速な対応、緊密な連携、そして適切なセキュリティ対策を実施するという共通の意識に基づいたパートナーシップだと感じています。

Bruce Court 氏

情報技術開発マネージャー、CenterLine

Bruce Court 氏

導入効果

お客さまの信頼に直結するセキュリティパフォーマンス

CenterLineは、セキュリティ対策を日々の業務プロセスへと組み込み、セキュリティパフォーマンスをお客さまからの信頼とビジネス成果に直接結びつける共通のベンチマークとして、TrendAI Vision One™ のリスクスコアを活用しています。「リスクスコアは、IT部門だけでなく、経営層を含むビジネス全体で理解できる重要な指標になりました」とCourt 氏は述べています。チームはリスクスコアを毎日追跡して経時的な傾向を分析し、組織全体でリスク状況の変化を可視化することで、安定した運用の実現につなげています。

このプロアクティブなアプローチにより、手動でのセキュリティ運用業務も大幅に削減されました。不正なAI利用を防ぐためにファイアウォールの調整やDNSのブロックを絶えず行う代わりに、CenterLineはAIセキュアアクセス機能を通じてポリシーベースのアクセス制御を採用するようになりました。「この自動化だけでも、より価値の高い脅威の修復作業や、サイバーレジリエンスの強化に集中するための時間を確保できました」とCourt 氏は述べています。

同チームはまた、人材とプロセスに関するガバナンスも強化しており、毎月のフィッシングシミュレーションの実施や、生産性を低下させることなく新しいAIツールを安全に使用できるよう支援するトレーニングの更新などを行っています。「従業員のセキュリティリテラシー向上を最優先するアプローチにより、すべての従業員がAIを責任を持って安全に使用できるようになります」とCourt 氏は述べています。

その結果、自社のセキュリティパフォーマンスとお客さまからの信頼との結びつきがより強固なものになりました。「セキュリティは、お客さまにサービスを提供するうえで極めて重要です。TrendAI™ のような信頼できるパートナーがいるということは、高度な脅威に私たちが単独で立ち向かう必要がないということです。お客さまが私たちの情報管理体制を信頼できなければ、重要な取引を失うリスクがあります」とCourt 氏は述べています。

カスタマーサービス

CenterLineとの強固な信頼関係を築くパートナーシップ

CenterLineにとってTrendAI™ とのパートナーシップの価値は、セキュリティチームが専門的な回答や明確な説明、あるいは客観的な第三者の視点を必要とする日常的な運用の場面で最大限に発揮されます。「サポートの対応は常に迅速で、的確な解決策が得られると分かっているため、私のチームはためらうことなくTrendAI™ に連絡を取っています」とCourt 氏は述べています。

このような高品質なサポート体制は、セキュリティチームの働き方に直接的な好影響を与えています。意思決定を社内だけで個別に検証するために時間を浪費するのではなく、自社の複雑な環境を深く理解している専門家と連携できるという安心感のもと、自信を持ってセキュリティ施策を推進できるのです。こうした一貫した手厚いサポート体制が、時間をかけて強固な信頼関係を築き上げてきました。「まさに、迅速な対応、緊密な連携、そして適切なセキュリティ対策を実施するという共通の意識に基づいたパートナーシップだと感じています」とCourt 氏は締めくくっています。

TrendAI™ について

TrendAI™ は、トレンドマイクロのエンタープライズ向け事業部門であり、AIセキュリティのグローバルリーダーです。AIの包括的な可視化と統合セキュリティの提供を通じて、組織に確かな信頼をもたらし、イノベーションを推進するとともに、リスクを最小化します。現在、世界185か国において大手企業や政府機関に採用され、アイデンティティ、インフラ、データに至るまで、組織全体を横断したセキュリティを提供しています。AI Fearlessly.

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