導入事例

Book Depot:AIを活用したリスクインテリジェンスで、セキュリティのノイズを解消

業種

卸売流通・フルフィルメント

従業員

500 名

地域

カナダ

パートナー

Rhyno (MSSP) Canada、Softchoice

導入製品・ソリューション

お客さまの課題

高度に自動化された全国規模の卸売企業が、成長・稼働率・サイバーリスクの両立を迫られていた

カナダ最大級の書籍卸売企業である Book Depot は、書店、小売店、学校、図書館へ大規模に書籍を供給することで、手頃な価格の本を全国の読者に届けています。その裏側では、ロボティクスやコンベアシステム、独自開発のアプリケーションによって構築された自動化物流ネットワークが、膨大な量の在庫を精密に動かしています。「私たちは書籍の会社だと思われがちですが、業務の実態としてはテクノロジー企業に近い運営をしています」と、シニアシステム管理者の Brandon Book 氏は述べています。

生産性の向上や需要予測、レポーティングの高度化を目的に AI ツールの導入を進める中で、技術環境はより複雑になっていきました。新規の AI 機能の導入は、データ漏えいやアクセス制御、サードパーティ連携に関する新たな懸念も生み出しました。「オンプレミスのシステム、ロボティクス、クラウドプラットフォームが混在することで、保護すべき資産と攻撃対象領域の範囲が拡大しました」と、IT 担当バイスプレジデントの Derek Teeuwsen 氏は付け加えます。「課題は、イノベーションのスピードや日常業務を止めることなく、AI を活用した俊敏な業務環境をいかに守るかという点にありました」

動画付きノートPC

質問があればすぐに電話をくれて、必要なサポートを提供してくれます。とても良いパートナーシップだと感じています。

Brandon Book 氏

シニアシステム管理者、Book Depot

ソリューション

事業に合わせた、統合型のリスク主導セキュリティ

自社環境を確実に管理できる体制を築くため、Book Depot は業界をリードする AI セキュリティプラットフォームである TrendAI Vision One™ にセキュリティ運用を統合しました。エンドポイント、サーバー、クラウドワークロード、メール、ネットワークにまたがる活動を分析・自動化・機械学習によって捉えることで、プラットフォームはリスクを文脈に沿って可視化します。「私たちは AI ファーストのアプローチを取り入れ、TrendAI Vision One™ のインテリジェンスを活用することで、本当に重要な情報を見極め、ノイズを取り除いています」と Teeuwsen 氏は述べています。

個別のアラートに都度対応するのではなく、セキュリティチームはインテリジェンスに基づいた継続的な可視性と優先順位付けを得られるようになりました。このアプローチにより、Book Depot は手動での分析作業を減らしながら、自動化とデータ量の増加に合わせてセキュリティを拡張できています。

リスク主導型のセキュリティと、自動化された封じ込め

セキュリティ運用は、TrendAI Vision One™ の Cyber Risk Exposure Management(CREM)によって導かれています。CREM はアナリティクスと時間経過に応じた学習を活用し、アラート件数ではなく事業へのインパクトに基づいてリスクの優先順位を評価します。週次レビューでリスクスコアとその推移を確認することで、常時手動でのチューニングを行うことなく、早期対応が可能になっています。

深刻度の高い脅威が検知されると、自動封じ込め機能が該当システムを即座に隔離し、ラテラルムーブメントによる感染拡大を防ぎます。これにより、自動化・AI 活用が進んだ業務環境にもセキュリティ対応が追いつく体制が整っています。「リスクの高いものが見つかると、すぐに隔離されます。これによりラテラルムーブメントが止まり、深刻化する前に対処する時間を確保できています」と Book 氏は述べています。

私たちは AI ファーストのアプローチを取り入れ、TrendAI Vision One™ のインテリジェンスを活用することで、本当に重要な情報を見極め、ノイズを取り除いています。

Derek Teeuwsen 氏

IT担当バイスプレジデント、Book Depot

Derek Teeuwsen 氏

導入効果

優先順位は明確に、業務は静けさの中へ、そしてリスクは可視化・測定可能に

「インテリジェンス主導のセキュリティモデルを導入したことで、私たちのセキュリティ対応は、アラートへの受け身な対応から、AI を活用したプロアクティブなリスク管理へと転換しました」と Teeuwsen 氏は述べています。チームは現在、プラットフォームに組み込まれた分析と学習機能を活用し、事業継続性に影響を及ぼす前に、本当に重要なリスクを浮かび上がらせています。「TrendAI Vision One™ は、緊急度だけでなく影響度に基づいて優先順位を付けることを可能にしてくれます。この変化だけで、日々の業務のあり方が大きく変わりました」

AI を活用した環境全体の可視化は、リスクの測定・把握の仕方にも改善をもたらしました。「検知される脆弱性の件数は前年比で10%増加しました。環境全体を見渡せるようになったことで、より多くの露出を特定できるようになり、その分早く対処できるようになっています」と Teeuwsen 氏は続けます。

最も顕著な変化は、日々の業務がより安定したことです。AI による優先順位付け、自動化、行動分析によって手動チューニングの手間が減り、価値の低いアラートが排除された結果、静かな状態が続く期間が一般的になりました。チームにとって、この「静けさ」こそが、インテリジェントな制御が意図通りに機能している証であり、摩擦や余計な負荷を生むことなくセキュリティが事業を支えている証でもあります。

カスタマーサービス

事業とともに進化するセキュリティパートナー

Book Depot にとって、プラットフォームの価値は、その裏にあるパートナーシップの強さによってさらに高まっています。「環境が複雑化する中で、TrendAI™ が AI や自動化、迅速なサポート対応において継続的にイノベーションを重ね、進化を続けてくれていることが、セキュリティを事業運営のスピードに合わせて拡張する助けとなっています」と Teeuwsen 氏は述べています。「以前使っていたツールの中には、ずっと変わらないままのものもありました。TrendAI™ が着実に進化し、新たな機能を追加し続けている姿は新鮮であり、私たちが取り残されないという安心感につながっています」

その勢いは、疑問が生じた際にプロダクト、エンジニアリング、サポートの各チームへ直接アクセスできる体制によっても支えられています。「質問があればすぐに電話をくれて、必要なサポートを提供してくれます。とても良いパートナーシップだと感じています」と Book 氏は締めくくります。「TrendAI™ とのパートナーシップのもと、セキュリティは事業を制約するものではなく、自動化や成長、そして長期的なレジリエンスを後押しする存在だと捉えています」

TrendAI™ について

TrendAI™ は、トレンドマイクロのエンタープライズ向け事業部門であり、AI セキュリティのグローバルリーダーです。AI の包括的な可視化と統合セキュリティの提供を通じて、組織に確かな信頼をもたらし、イノベーションを推進するとともに、リスクを最小化します。現在、世界 185 か国において大手企業や政府機関に採用され、アイデンティティ、インフラ、データに至るまで、組織全体を横断したセキュリティを提供しています。AI Fearlessly.

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