Dennis Niedling
従業員数1,001~5,000名のBIKE & OUTDOOR COMPANY GmbH & Co. KGにおける、マネージドサービス 兼 ITセキュリティの責任者
当社は小売業を営み、実店舗において自転車を販売しています。そのため、各店舗が主要なアタックサーフェス(攻撃対象領域)となっています。各拠点は、センサーなどの保護機能を含む包括的なセキュリティソリューションにより保護されています。
当社には49の店舗、本社、中央倉庫があり、約1,200人のユーザーと1,000台のコンピュータが稼働しています。TrendAI Vision One™ は主にITチームで利用されています。また、Microsoft 365、Azure、オンプレミスのデータセンターとも連携しています。
ハイブリッド環境における統合セキュリティ対策として、TrendAI Vision One™ を使用しています。オンプレミスとクラウド、特にAzureのデータセンターの両方を運用していますが、本プラットフォームはこれらを1つのビューに統合しています。
TrendAI Vision One™ を導入して以降、セキュリティ体制の強化を実現しています。
TrendAI Vision One™ の導入により、セキュリティ体制の強化を実現しています。
TrendAI Vision One™ は、集中管理による可視性と制御性の観点で、継続的な進化を遂げています。以前は個別製品の集合体という位置付けでしたが、現在では統合されたサイバーセキュリティプラットフォームとして機能しています。これにより、複数のインターフェースや分析ツールを使い分ける運用負荷が軽減されています。これが、当社がワンプラットフォーム戦略を推進した主な理由です。
TrendAI Vision One™ の導入により、複数のセキュリティベンダーを一本化しています。以前はエンドポイントとメールの保護に別々の製品を使用しており、相互の連携も行われていませんでした。現在では、統合ソリューションのメリットを享受しています。当社のセキュリティレベルは、2年前と比較して50~70%向上したと評価しています。
TrendAI Vision One™ のCyber Risk Exposure Management(CREM)機能は、当社の運用において重要な役割を担っています。当社は重要インフラ事業者ではありませんが、NIS2指令に基づくセキュリティガイドラインが定められており、CREMはこれらのコンプライアンス要件を満たす上で有効です。
TrendAI Vision One™ のプラットフォームにAIがネイティブ統合されていることは、当社にとって重要です。インシデント発生時のフォレンジックデータにおけるパターン認識は、イベント量の増加により、人手で処理できる範囲を超えています。これらのデータを迅速に処理し、人の判断が必要なアラートを的確にトリアージするためには、AIや機械学習の活用が重要です。
TrendAI Vision One™ の導入により、セキュリティ組織の運用は改善されています。以前はセキュリティ業務の多くを手作業で行っていましたが、現在ではテクノロジーを活用し、インシデントの発生をプロアクティブに防止するとともに、セキュリティアナリストによる脅威検知を支援しています。手作業中心の運用から統合プラットフォームへ移行したことで、防御力が向上しています。TrendAI Vision One™ の導入により、脅威の検知と対応に要する時間が短縮され、従来比で約80%の迅速化を実現しています。プラットフォームが相関分析されたデータを自動的に提示するため、イベントの手がかりを手作業で探索する必要がなくなっています。
また、TrendAI Vision One™ は誤検知(フォールス・ポジティブ)の削減にも貢献しています。調査にかかる時間は、50~60%短縮されたと評価しています。検知機能の向上によりアラートの総数は増加しましたが、それらを統合して処理するシステムも改善されたため、運用プロセス全体の効率が向上しています。TrendAI Vision One™ は、組織全体のサイバーリスク低減に寄与しています。以前は推測に頼っていたシステムの脆弱性を、現在ではインシデント化する前に把握できるようになっています。これは運用面における重要な進展です。運用面においても、CREMがシステムの脆弱性特定に有効です。脆弱性に仮想パッチなどを適用して対応すると、即座にレポートへ反映されてリスクスコアが低下するため、実用的かつ直感的な洞察を得ることが可能です。
TrendAI Vision One™ の導入後、その価値と効果が明確になるまでに約6ヵ月を要しました。
TrendAI Vision One™ の機能自体には満足していますが、一部の統合領域には改善の余地があると認識しています。特にエンドポイントセキュリティのレベルでは、既存のレガシー製品がプラットフォームに接続されているように見受けられる場合があります。完全にネイティブ統合されたエンドポイントクライアントの提供が、今後のさらなるステップとして期待されています。
Cyber Risk Exposure Management(CREM)機能は、運用において重要な要素です。
ソリューションの安定性に関する評価は、10点満点中8点です。
TrendAI Vision One™ の拡張性については、10点満点中9点と評価しています。
このプラットフォームは拡張性に優れています。過去3年間の当社のビジネス成長においても、パフォーマンスやスケーラビリティに関する問題は発生していません。
トレンドマイクロのサポート体制は良好です。サービスデスクの対応も迅速で、必要に応じたエスカレーションも円滑に機能しています。
TrendAI Vision One™ の導入により、組織全体のアタックサーフェスにおけるサイバーリスクを低減しています。以前は推測に頼っていた脆弱性を、問題が顕在化する前に把握できるようになったことは、当社にとって重要な進展です。
以前はTrendAI Vision One™ の旧バージョンを使用していましたが、BSI(ドイツ連邦情報セキュリティ庁)の推奨ガイドラインを踏まえ、現在の統合プラットフォームへ切り替えました。
TrendAI Vision One™ の導入プロセスを終え、そのメリットを十分に活用できるようになるまでに約6ヵ月を要しました。移行プロセスには一定の時間を要しましたが、運用開始後は早期に成果が確認されています。
TrendAI Vision One™ の導入にあたって、ROI(投資収益率)の算出は主目的ではありませんでした。最も重視した目標は、ビジネスとして許容可能なコストで、高い水準のプロアクティブなセキュリティを実現することでした。
TrendAI Vision One™ の価格設定とライセンスモデルは、全体的に見て妥当だと評価しています。現在はサブスクリプションによる月額料金を支払っており、クレジットに変換される仕組みを利用しています。ただし、このクレジットベースのライセンスモデルでは、製品機能ごとのクレジット消費量が直感的に把握しにくいという課題がありました。一方で、トレンドマイクロは透明性の向上に取り組んでおり、2026年の更新タイミングにおけるさらなる改善を期待しています。
2022年に当社に入社した際、すでにTrendAI Vision One™ の機能や優位性についての知識を有していました。また、信頼するパートナー企業からの推奨もあり、価格や提供されるサービス内容も魅力的であったため、競合他社のソリューションを詳細に比較検討する必要はありませんでした。
現在、当社ではネットワークのエッジセキュリティ(境界防御)を除く、ほぼすべてのセキュリティ領域をTrendAI Vision One™ でカバーしています。エッジセキュリティについては、専用の次世代ファイアウォールを併用し、多層防御を構築しています。
当社ではすでに、エンドポイントとメール(Office 365を含む)にTrendAI Vision One™ のネイティブセンサーを導入しており、今後はネットワークやクラウドライフサイクル全体へも展開していく予定です。すべてのテレメトリデータを1つのプラットフォームに集約することで、サイロ化された個別ソリューションと比較して、より高度な相関分析と洞察が得られると認識しています。そのため、当社は当初から単一のサイバーセキュリティプラットフォームを志向していました。
2025年には、これまで特定のベンダー機能に依存しがちだったAzure環境においても、TrendAI Vision One™ を通じてリスクを可視化できるようになります。TrendAI Vision One™ のサポートにより、特に2025年11月からAzure上で稼働予定の基幹ERPシステムにおいて、プロアクティブなリスクの検出と軽減が可能になる見込みです。
TrendAI Vision One™ の導入を検討されている方へのアドバイスは、「プラットフォーム全体のモジュールを通じて真価を理解してほしい」という点です。単にエンドポイント保護機能として使用するだけでは、このプラットフォームの強みは十分に発揮されません。メール、ネットワーク、クラウドなど複数のレイヤーを組み合わせて統合的に活用することで、XDRとしての価値が発揮されます。
TrendAI Vision One™ の総合評価は、10点満点中8点です。
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