2023年2月24日

トレンドマイクロ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO：エバ・チェン　東証プライム：4704、以下、トレンドマイクロ）は、SOC（セキュリティオペレーションセンター）向けセキュリティソリューションを提供するAnlyzを買収する契約を締結したことを発表します。この買収により、当社のオーケストレーション、自動化、統合性などの強みが更に拡張され、法人組織やマネージドセキュリティサービスプロバイダ様（以下、MSSP）は、運用効率、コスト効率、セキュリティの効果を向上できます。

この買収は、知的財産、業界の専門技術、40名以上の技術社員を含み、当社のセキュリティプラットフォーム戦略の強化に焦点を当てています。この買収により、当社は3000人を超えるエンジニアリングチームを拡大し、インドのベンガル―ルに新しい研究開発センターを持つことになります。

MSSP様は、必要なテクノロジーベンダの数を減らすことで、利用するセキュリティ製品を最小限に抑えながら、SOCサービスを拡大できます。当社のお客様は、複数のセキュリティレイヤーから収集した情報をもとに相関分析を行い、インシデントの調査を迅速に行うXDR（Extended Detection and Response）を用いて、より少ないリソースでインシデント対応を実現できます。

トレンドマイクロのCOO（最高執行責任者） Kevin Simzerは次のように述べています。「Anlyzのチームをトレンドマイクロの一員として迎え入れることができ、嬉しく思います。市場の動向により、法人組織はセキュリティのポイントソリューションの導入から、ベンダの統合、ROI（投資収益率）の最大化、効率化を可能にするプラットフォームを求めるようになってきています」。

トレンドマイクロとAnlyzは、2021年から技術提携パートナーとして、30社以上のお客様の課題に対して共同で取り組み、今後のビジネスチャンスを生かすために迅速に前進できる体制を整えてきました。

Eventus TechSol は、SOCと連携したXDRによる効果を測定可能な環境でお客様に提供する MSSP 様で、これまでもトレンドマイクロとAnlyzの連携に携わってきました。同社の代表であるJay Thakke氏は次のように述べています。「私たちは、インシデントの平均検出時間および平均対応時間を、数週間から数時間に短縮しました。ログのリッチ化と自動応答のための専門的知見、およびプラットフォームが提供する脅威インテリジェンスと脅威ハンティング機能を使用して、既知の攻撃や攻撃の振る舞いをハンティングしています」。

Anlyzは、主にセキュリティオーケストレーションとケースマネジメントに注力しており、MSSP様が複数のクライアントのインシデント対応を管理するための強力なSOAR（Security Orchestration Automation and Response）機能を提供しています。また、高性能でスケーラブルなアーキテクチャを使用して、さまざまなデータソースやセキュリティソリューションのデータの取り込みとリッチ化を可能にする専門的なログ集計も提供しています。当社は、AnlyzのSOARソリューションと豊富な製品連携の特性を活用してプラットフォームを拡大し、お客様のITエコシステム全体におけるさらなる統合と自動化を実現します。

当社のMSSP様には、以下のようなメリットがあります。

・ お客様向けのSOC機能を管理するための基盤となるプラットフォームの利用

・統合された製品とマルチテナントビューによる、お客様毎にカスタマイズした環境を構築する必要性の軽減

・当社やサードパーティ製品にわたる全体の可視化、分析、自動化による、複数のお客様に対して容易にXDRを提供

・IT環境の規模や複雑さに関係なく様々なタイプのお客様に向けた、拡張性、柔軟性、機能性に優れたプラットフォームの利用

 

• 本リリースに記載された内容は2023年2月24日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、内容の全部もしくは一部に変更が 生じる可能性があります。
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