法人向け総合エンドポイントセキュリティサービス
「Trend Micro Apex One™ SaaS」を提供開始

~サイバー攻撃の事前予防と事後対処を実現するエンドポイントセキュリティをSaaSで提供~

2020年3月19日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、サイバー攻撃の事前予防(EPP:Endpoint Protection Platform)と事後対処(EDR:Endpoint Detection and Response)を実現するSaaS管理型の法人向け総合エンドポイントセキュリティサービス「Trend Micro Apex One SaaS(以下、Apex One SaaS)」を2020年3月25日より提供開始します。

企業や組織を標的にしたサイバー攻撃は日々巧妙化しています。組織内部に侵入したマルウェアによる正規プロセスの悪用や、セキュリティ対策製品の検出を回避するファイルレス攻撃を行うなど、法人組織が侵入や被害に気づくことがより困難になっています。このような巧妙化するサイバー攻撃に対して、企業や組織はサイバー攻撃の事前予防に加えて、万が一マルウェアや不正なプロセスが確認された際に、その根本原因や侵入プロセスを特定し、対処することが求められます。

トレンドマイクロでは、巧妙化するサイバー攻撃に対して、事前予防と事後対処を統合した法人向け総合エンドポイントセキュリティ製品「Trend Micro Apex One™(以下、Apex One)」を2019年7月から提供してきました。新たに提供するApex One SaaSは、Apex OneをSaaSとして提供する法人向け総合エンドポイントセキュリティサービスです。クラウド上にあるトレンドマイクロが提供する管理サーバを用いて企業や組織のエンドポイントを保護します。ユーザは、管理サーバの構築が不要なため迅速にセキュリティサービスを利用開始できます。また、本サービスの提供基盤をトレンドマイクロが最新の状態に保つことに加え、管理サーバおよびエンドポイントにインストールしているApex One SaaSエージェントは最新バージョンへ自動でアップデートされるため※1、運用管理の工数を削減できます。あわせて、企業や組織で利用が進むテレワークにおいても、社内外のエンドポイントを一元的に管理することで、セキュリティポリシーの均一化をはかることができます。
※1 エンドポイントにインストールしているエージェントのバージョンアップや修正プログラムの適用は一定の範囲内でユーザが設定できます。

図1:「Trend Micro Apex One SaaS」の利用イメージ

Apex One SaaSは、Apex Oneと同様に、サイバー攻撃の事前予防として、パターンマッチング、挙動監視、不正サイトへのアクセスを防ぐWebレピュテーションなど実績のある技術と機械学習型検索など先進的な技術に加えて、脆弱性を悪用する攻撃を防ぐ仮想パッチ、アプリケーションの起動を制御するアプリケーションコントロールなど様々なセキュリティ機能を提供します。サイバー攻撃の事後対処として、万が一脅威がユーザ環境に侵入した際に、根本原因を特定してインシデントの調査、対処を行う機能を提供します。インシデントの調査では、ユーザ環境内の被害端末を可視化することで被害範囲を特定します。

加えてApex One SaaSでは新たに、トレンドマイクロが提供するクラウドアプリケーション向けセキュリティサービス「Trend Micro Cloud App Security™(以下、Cloud App Security)」との連携機能を搭載します。従来は、メール機能を持つMicrosoft™ Office 365™を始めとしたクラウドアプリケーション内で Cloud App Securityが検知した脅威の情報と、エンドポイントで検知した脅威の情報をシステム管理者が突き合わせてインシデントの調査、対処をする必要がありました。連携機能により、脅威の侵入口の1つであるメールとエンドポイントにおける脅威を横断的に特定・調査できるようになり、サイバー攻撃の侵入から拡散までの把握をより簡単にします。また、脅威が侵入する原因となったメールの拡散範囲の把握や脅威の侵入口となったメールをまとめて削除するなど、メールを起因とする侵害の対処を迅速かつ容易に行うための連携機能の追加を2020年下半期に予定しています。

図2:「Trend Micro Cloud App Security」と連携した脅威の可視化

Apex One SaaSは、Apex Oneおよびウイルスバスター™ コーポレートエディション XG Service Pack 1(オンプレミス版)からの移行をサポートしています。すでに両製品でエンドポイントセキュリティを運用している場合には、管理サーバの設定を変更することで指定したエンドポイントの管理サーバをApex OneからApex One SaaSへ移行することが可能です。

■受注開始:2020年3月23日

■提供開始:2020年3月25日

■参考標準価格:5,990円(年額:税抜)※2

■「Trend Micro Apex One SaaS」製品ページはこちら

※2 上記参考標準価格は1年間のスタンダードサポートサービス料金を含めたTrend Micro Apex One SaaS(EPP機能 + EDR機能)の 1ライセンス(1000ライセンス購入時)あたりの使用許諾料金です。EPP機能のみ利用する場合の参考標準価格は年額 2,700円(上記と同条件での使用許諾料金)です。ライセンス数に応じて割引料金が適用されるボリュームディスカウント制となります。なお2年目以降、1年毎に契約の更新が必要です。


トレンドマイクロでは、MSS(Managed Security Service)における豊富な知見と実績、技術を携えたパートナーとの連携を深め「Trend Micro Apex One SaaS」を活用したMDR(Managed Detection and Response)提供を推進し、法人組織に向けてタイムリーなインシデントレスポンス支援の提供を目指します。本発表について以下のエンドースメントを頂戴しています(50音順)。


SBテクノロジーは、トレンドマイクロ株式会社の「Trend Micro Apex One™ SaaS」の提供開始を心より歓迎いたします。日々巧妙化していくサイバー攻撃に対し、事前予防に加え、事後対処の重要性がさらに増してきています。この度のクラウド提供がもたらす迅速かつ常に最新のセキュリティ保護が、多くの企業の課題を解決する一助になると確信しております。SBテクノロジーでは提供開始に合わせ「Trend Micro Apex One™ SaaS」のマネージドセキュリティサービスを同日より開始します。今後もトレンドマイクロ株式会社とのパートナーシップを強化し、お客様のセキュリティ対策に貢献できるよう取り組んでまいります。

SBテクノロジー株式会社 代表取締役社長 CEO 阿多 親市



富士通エフサスはトレンドマイクロ様による「Trend Micro Apex One™ SaaS」の提供開始を心から歓迎します。富士通エフサスは、これまで以上にトレンドマイクロ様と強固に連携し、オンプレミス及びクラウド環境におけるセキュリティ対策について、企画・導入から運用までトータルにご支援できるよう取り組んでまいります。

株式会社富士通エフサス 取締役 武野 正浩

 

本リリースは、2020年3月19日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
TREND MICRO、Apex Oneおよびウイルスバスターは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。