法人向けSaaS型メールゲートウェイセキュリティの新製品
「Trend Micro Email Security」を提供開始

~クラウド、オンプレミスのメールサーバを保護~

2019年8月1日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、法人向けSaaS型メールゲートウェイセキュリティ製品「Trend Micro Email Security」を2019年8月6日より販売開始します。

昨今のサイバー攻撃は、主要な攻撃経路としてメールが使われます。トレンドマイクロが2019年1月~3月の期間でブロックしたメール、ファイル、URLの脅威約138億件のうち、メールを経路とした脅威は90%を超える約125億件※1です。
※1 トレンドマイクロ「2019年 第1四半期セキュリティラウンドアップ」

また、トレンドマイクロの調査※2では、調査回答者のうち約59.0%が自組織のメールサーバは主にパブリッククラウドを利用していると答えており、多くのユーザがオンプレミスに加えて、クラウドでメールサーバを利用していることが伺えます。ユーザは、自組織のシステムに適したセキュリティ対策を導入することで、セキュリティの強化や初期・運用コストの低減ができます。
※2 トレンドマイクロ「ビジネスメール詐欺に関する実態調査 2018」

「Trend Micro Email Security」は、クラウド、オンプレミスどちらのメールサーバでも利用できるSaaS型メールゲートウェイセキュリティ製品です。SaaS型のため、ユーザはメールゲートウェイセキュリティのためにサーバの構築や保守を行う必要がなく、初期・運用コストを低減できます。常に最新のセキュリティ機能を利用できることに加えて、メールゲートウェイセキュリティ製品のバージョンアップ・修正プログラムの適用をユーザが行う必要がなく、運用の負担を低減します。
本製品は、ランサムウェアや遠隔操作ウイルスなどの不正プログラムに感染するおそれがある不正メールや、ユーザに不必要な情報を送信するスパムメールを防ぎます。不正メールの対策においては、パターンマッチングや振る舞い検知による対策に加えて、機械学習型検索やサンドボックスにより脅威を防ぎます。 

図1:Trend Micro Email Securityの利用イメージ(受信メールの安全性を確認する場合)



従来から提供しているSaaS型メールゲートウェイセキュリティ製品「Trend Micro Hosted Email Security」と比較した際の強化点は以下の通りです。

◆メール内のURLをサンドボックスで分析し、不正なメールを検出
従来より搭載しているメールの添付ファイルをサンドボックスで分析し脅威を見つけ出す機能に加え、新たにメールに記載されるURLのリンク先のコンテンツをサンドボックスで分析する機能を搭載しました。また、WordやExcelなどの添付ファイル内に記載されるURLもサンドボックスで分析し不正なメールを検出します。

◆メールサーバ障害時にメールを保持し、メール業務を継続
メールサーバに障害が発生した際「Trend Micro Email Security」がメールサーバに届かなかったメールを自動的に保持します。「Trend Micro Email Security」を利用することで、一時的にメールの送受信ができます。

◆Syslog外部転送の対応
Syslogの外部転送に対応しました。「Trend Micro Email Security」が検知した脅威に関する情報などをSIEM製品や他のセキュリティ製品に転送することで、脅威に関してより詳細な分析ができます。

■販売開始日:2019年8月6日

■参考標準価格:3,760円(年額:税抜)※3

■「Trend Micro Email Security」製品ページはこちらをご覧ください。

※3 上記参考標準価格は1年間の 1ライセンス(1000ライセンス購入時)あたりの費用です。ライセンス数に応じて割引料金が適用されるボリュームディスカウント制です。なお、2年目以降継続してご利用いただく場合は、1年毎に契約の更新が必要です。契約更新料は標準価格と同額です。

なお、今後はユーザのシステム環境の変化に合わせて、当社のゲートウェイセキュリティ製品はオンプレミス型の提供を終了し、SaaS型へ移行します。SaaS型のゲートウェイセキュリティ製品はクラウドに加えてオンプレミスのシステムに対してもセキュリティを提供できることから、ユーザは以前と同様のセキュリティをご利用頂けます。当社は引き続き、ユーザの環境に合わせた最適なセキュリティ製品を提供して参ります。

図2:ゲートウェイセキュリティ製品の移行について


■オンプレミス型ゲートウェイセキュリティ製品の販売及びサポート終了に関するお知らせはこちらをご覧ください。


※ 本リリースは、2019年8月1日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。

※ 修正履歴:2019年8月7日 価格に関する記載を以下の通り修正しました。
<修正前>
■参考標準価格:3,200円(年額:税抜)※3
※3 上記参考標準価格は1年間の 1ライセンス(1000ライセンス購入時)あたりの使用許諾料金です。ライセンス数に応じて割引料金が適用されるボリュームディスカウント制です。なお、2年目以降も、製品のバージョンアップやパターンファイルのダウンロード等のサポートサービス利用継続をご希望の場合は、1年毎に契約の更新が必要です。契約更新料は、更新発注時に提示されている標準価格の50%となります。

<修正後>
■参考標準価格:3,760円(年額:税抜)※3
※3 上記参考標準価格は1年間の 1ライセンス(1000ライセンス購入時)あたりの費用です。ライセンス数に応じて割引料金が適用されるボリュームディスカウント制です。なお、2年目以降継続してご利用いただく場合は、1年毎に契約の更新が必要です。契約更新料は標準価格と同額です。

※ TRENDMICRO、TREND MICRO、InterScan、INTERSCAN VIRUSWALL、InterScan Web Security、InterScan Web Security Suite、InterScan Web Security Virtual Appliance、InterScan Web Security as a Service、InterScan Messaging Security、InterScan Messaging Security Virtual Appliance、およびTrend Micro Hosted Email Securityはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。