「ウイルスバスター™ コーポレートエディション」がマイナンバー制度に対応

~企業における特定個人情報の漏えいを防止し安全な運用をサポート~

2015年3月10日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン、以下、トレンドマイクロ)は、企業向け総合セキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.)」のプラグイン製品(※1)である「Trend Micro 情報漏えい対策オプション」が、「社会保障・税番号制度(以下、マイナンバー制度)」の企業運用におけるセキュリティに対応することを発表します。ウイルスバスター Corp.のバージョン10.6および11.0において、本日3月10日よりマイナンバーテンプレートを提供(※2)します。トレンドマイクロでは本機能の追加により今後1年間で300社の導入を目指します。

マイナンバー制度により、企業は新たな個人情報を利用、保持することになります。それに伴い、漏えいを予防すべき対象が拡大してきます。
Trend Micro情報漏えい対策オプションは、USBストレージデバイスやスマートフォンなどのクライアントPCへの接続を制御するほか、独自のテンプレートを使って機密情報や個人情報が含まれるファイルの流出を監視・ブロックする機能を提供しています。この独自のテンプレートにおいて、ウイルスバスター Corp. 11.0および10.6用マイナンバーテンプレートを新たに提供します(※1)。マイナンバーテンプレートを使ってマイナンバーをはじめとする特定個人情報を含むファイルを検知する設定をしておくことで、クライアントPCからUSBストレージデバイスへのファイルのコピーやメール添付、オンラインストレージへのファイルアップロードのタイミングでファイルをスキャンし、マイナンバーなど特定個人情報が含まれるファイルを検知し情報が外部に漏えいすることをブロックします。
さらに、Trend Micro Control Manager(※3)との連携による「データ検出機能」を利用することにより、各クライアントPCに保存されているWord、Excelなどのファイルの中身をスキャンし、マイナンバーなどの特定個人情報が一定数以上含まれるファイルが保存されていないかを確認し、その検出結果を管理画面にて可視化することができます(※3)。この機能を定期的に利用することにより、従業員のPCに不適切にマイナンバーを含む特定個人情報が保管されていないかのチェックが可能となり、マイナンバーの取り扱いに関する企業内におけるコンプライアンス遵守の強化を支援します。

企業におけるマイナンバーの運用においては、特定個人情報保護委員会のガイドラインにて、企業に向けた多様な「安全管理措置」が示されています。トレンドマイクロでは、企業における「技術的安全管理措置」を強化するセキュリティ製品として、「ウイルスバスター Corp.」のほか、総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」、次世代メール攻撃対策アプライアンス「Deep Discovery Email Inspector」、標的型攻撃攻撃対応ソリューション「Deep Discovery Inspector」を提供します。さらに、今後はその他の製品についても、マイナンバー制度に対応していく予定です。トレンドマイクロでは、企業における安全なマイナンバー制度の運営を引き続きサポートしていきます。


■「Trend Micro Deep Security」:
マイナンバーなどを機密度の高い情報を保管するサーバ自身を保護する製品です。多様な機能(脆弱性対策、ファイアウォール、ファイルやレジストリなどの変更監視、セキュリティログ監視、ウイルス対策)(※4)を1つのソリューションとして提供します。


■「Deep Discovery Email Inspector」:
日本語環境などにカスタマイズ可能なサンドボックスや、暗号化圧縮ファイルの復号後分析などの多用な分析技術により、マイナンバー関連情報の漏えいにもつながる巧妙なメール攻撃を防御します。


■「Deep Discovery Inspector」:
ネットワークに入り込んだ脅威の情報探索等の不正活動を、多様な検出ロジックとサンドボックスを用いて監視し、マイナンバー情報等の抜き取りにもつながる侵入活動の早期発見に役立ちます。

 

※1 オプションとして別途ライセンス購入が必要です。

※2 ウイルスバスター Corp.のバージョン10.6および11.0をご利用のお客様は以下最新版ダウンロードサイトより、マイナンバーテンプレートをダウンロードできます。

本テンプレートの導入に関する詳細は以下製品Q&Aをご覧ください。

※3 Trend Micro Control Manager(TMCM) 6.0 SP1との連携が必要です。TMCMでは、ダッシュボードを使った運用環境全体の状況把握やパターンファイルやアップデートプログラムの一元配布、各製品の設定やポリシーの一斉適用、定常的なレポートの作成を一元的に実施します。詳細は以下をご覧ください。http://www.go-tm.jp/tmcm

※4 製品ラインナップにより、利用できる機能が異なります。


※ 本リリースに記載された内容は2015年3月10日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。

■変更履歴:2015年7月21日 「Trend Micro Deep Security」の製品サイトのURLを修正しました。


※ TREND MICRO、ウイルスバスター、Trend Micro Deep Security、Deep Security、Deep Discovery Inspector、Deep DiscoveryおよびTrend Micro Control Managerは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。