AWS re:Invent 2025 出展レポート & 新機能デモ

AWS re:Invent 2025 出展レポート & 新機能デモ

公開日
2026年3月13日

みなさま、こんにちは!
パートナーとハイタッチのプリセールスエンジニアをしている佐々木と五十嵐です。今回はAWS re:Invent 2025の出展レポートと題して、初参加の私達が感じたことや現地の様子をみなさまにお伝えしたいと思います。

技術的な内容はYouTubeでぜひキャッチアップください!

AWS re:Inventとは

AWS re:Invent 2025 | December 1 – 6, 2025
AWS re:Invent is a learning conference hosted by AWS for the global cloud-computing community.
「AWS re:Invent は、AWSが主催するグローバルなクラウドコンピューティングコミュニティ向けの学習カンファレンスです。」
今年で14回目を迎え、参加者は6万人以上(オンライン参加は200万人近く)というAWS最大のグローバルイベントです。

イベント会場は24時間営業のカジノで有名なアメリカのリゾート地、ラスベガス!ベネチアンというイタリアをテーマにした高級リゾートホテルを中心に、ラスベガスの複数のホテルが会場となっています。2025年は現地時間の12月1日(月)から5日(金)に渡って開催されました。
なお、すでに来年の会期は「2026年11月30日~12月4日」と告知されています。

トレンドマイクロの出展概要

トレンドマイクロは本イベントにダイヤモンドスポンサーとして出展し、3つのイベントを開催してきました。
1:EXPO会場でブース出展
2:レストランを貸し切って終日イベント開催
3:2つのスポンサーセッション

以下、それぞれについてレポートしていきます。

1:EXPO会場でブース出展

EXPO会場内は、多数の企業が魅力的な出展をされています。

トレンドマイクロが今回出展したブースは、当社の統合サイバーセキュリティプラットフォーム”Trend Vision One”を実機でお客様にご説明するデモブースと、
”Trend Vision One”を参加型・ゲーム形式でお客様にご体感いただくセキュリティチャレンジブースが一体となったものです。

EXPO会場でブース出展

Day1からDay4まで、世界各国から多くのお客様にご来場いただきました。トレンドマイクロも、各国から集まったメンバーでお客様をアテンドさせていただきました。

ご来場いただきましたお客様の様子

Day1からDay4にいたるまで、上の写真の通り、おかげ様でデモブースは日本のお客様で盛況となりました!当社の日本メンバーも熱を入れてご説明させていただきました。

なお、デモブースだけではなく、参加型のセキュリティチャレンジブースも常に賑わっておりました。

参加型のセキュリティチャレンジブース

ゲームの進行は英語で行われますので、日本のお客様がご参加された際は、日本のトレンドマイクロメンバーがデモブースから駆け付け、横からサポートさせていただきました。

加えて、Day2からDay4にかけては、日本のパートナー様が主催されたツアーにご参加された団体のお客様に向け、Trend Vision One説明会をデモブースで実施させていただきました。

パートナー様からスムーズかつ丁寧なご案内をいただき、計13回の説明会を大過なく期間中に完遂することができました。
お立ち寄りいただいたお客様・パートナー様、多くの展示がある中で貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。

また、日本のトレンドマイクロメンバーは世界各国からご来場されたお客様にもアテンドのご対応をさせていただきました。

時折ボディランゲージを交えながら(笑)、英語を中心としたコミュニケーションを図り、EXPO展示の最後まで世界各国のお客様に”Trend Vision One”の魅力をお届けさせていただきました。当社の日本メンバーとしても、刺激的な経験をさせていただきました!

日本のトレンドマイクロメンバー

2:レストランを貸し切って終日イベント開催

Day2およびDay3は、AWS re:Inventのメイン会場となるThe Venetian内にあるレストラン”Black Tap Craft Burgers & Beer”を終日貸し切り、お客様とトレンドマイクロのコミュニケーションを深める時間をいただきました。

メイン会場となるThe Venetian内にあるレストラン”Black Tap Craft Burgers & Beer”

日中はトレンドマイクロとお客様との打ち合わせの場所として使い、19時からはカジュアルな立食形式のパーティーを両日開催しました。

特にDay3はレストラン内に区画を設けていただき、日本のパートナー様のためのイベント"Japan Night"を開催しました!

50名以上のパートナーの皆様にご参加いただき、AWS re:Invent 2025の感想を中心に盛り上がりました。AWSに係るビジネスのより一層のご発展を祈願し、和やかに会を結ぶことができました。

3:2つのスポンサーセッション

今年は2つのセッションを実施しました。

セッション①:AI in the Cloud: Surveillance, Sabotage, and Security 
概要:AI搭載クラウドは高度なAIアプリケーションを稼働させ活発に稼働していますが、敵対者も同様です。昨年発表した「AI向けセキュリティ設計図」に続き、今こそ実行者としての役割を担う時です。
データとコードの層には、隠れたリスク、敵対的モデル、汚染されたパイプライン、ステルス攻撃が潜んでいます。
本セッションでは敵の戦術を解読し、常に優位に立つための実践的知見を提供します。敵の戦術を解読し、実行可能な知見を武器に優位を保つ方法を学びます。敵がどれほど高度化しようとも、AI駆動型クラウドの安全を守る使命を果たすために、盲点を暴き、脅威を無力化する手法を習得してください。
日時:12/2(火) 13:30~/セッションID:AIM242-S/場所:MGM Grand-Grand 116

セッション②:Cyber Risk is Business Risk: Managing Cloud Security Without Disruption
概要:サイバーリスクはビジネスリスクであり、事業中断なくこれを管理することは、成長、信頼、回復力にとって不可欠です。デジタルトランスフォーメーションが加速する中、組織は可視性の統合、リスクの定量化、サイバーセキュリティ戦略とビジネス目標の整合化に対する圧力に直面しています。
Northeast Georgia Health System(NGHS)はこの変革を体現し、セキュリティインサイトとビジネス成果を結びつけることで、コンプライアンス強化、複雑性の削減、業務効率の向上を実現しています。
本セッションでは、NGHSがクラウド環境およびその先におけるパフォーマンスと回復力を推進するため、事後対応型の防御から先を見据えたリスク管理へと移行する手法をご紹介します。
日時:12/3(水) 13:00~/セッションID:SEC212-S/場所:The Venetian Resort-Lido 3106

セッション①はMGM Grandというホテルで行われました。ラスベガスはMAPで確認すると歩けそうな距離と錯覚することが多々あります。未熟な私は12時発でメイン会場であるThe Venetianから歩いていけば余裕だろうと思い歩いていきました。1時間半もあれば余裕だと思っていたのですがなかなかに着かない・・・大きすぎてホテルの入口が分からない・・・入れたはいいがセッション会場までがまた遠い・・・と油断していた私は結局開始10分前ギリギリの到着でございました(汗)。
(帰りはすぐにUber使いました。。。なんて快適なのだ!!必須級!)

この日の登壇者は、トレンドマイクロUSのFernando。クラウド系の製品のプロダクトマネージャーをしているディレクターです。
ゆっくりとした口調で、時には参加者に問いかけながらセッションは進んでいきました。

トレンドマイクロUSのFernando氏によるセッションの様子

最後の質問タイムでは多くの質問が出ており、AIセキュリティにおける関心やニーズを感じました。

最後の質問タイムの様子

セッション②はメイン会場のThe Venetianの3Fで開催されました。当日の受付でも入れるセッションはあるのですが、re:Inventは受付がオープンするとともに人気のセッションは予約がどんどん埋まってしまいます。是非興味あるセッションはすぐに予約を取りましょう!!
セッション②は急遽時間が空いたので当日の受付を行いましたが、当日受付も列ができていました・・・なんとか入れました!

ここで紹介しているプロアクティブセキュリティは特に今必要となっている考え方です。
もちろん防御や検知は必須なのですが、攻撃の高度化やセキュリティ人材の不足、資産の拡大などさまざまな側面から限界がきております。
そこで、そもそも標的にされない環境作りをして防御や検知の機会を減らし、運用の最適化を行うことが次世代のセキュリティであると考えております。

登壇者用のモニターの様子

手前に見える登壇者用のモニターも用意されております。歩きながら話すジョブズスタイル(私はこう呼んでいます笑)は憧れですよね!かっこいいです^^

おまけ:発表されたトレンドマイクロの新機能試してみた

今回、トレンドマイクロも新機能を発表いたしました。
その中でも以下の2つについて、我々エンジニアが試してみたので気軽に見ていってください!
1.AIスキャナー/AIガード
AIの開発者、提供者が悩むAIセキュリティ!どのように脆弱性を見つければよい?ジェイルブレイクを防ぐには?という方はこちら!
2.Cloud IPS
AWS Network Firewallとの統合!AWS環境における最新のIPS実装に興味がある方はこちら!

1.Trend Vision One AI Security AIスキャナー/AIガード

昨今AI活用は必須となっており、導入がどんどん進んでいますね。便利な反面、悪用された場合には企業としても甚大な被害に繋がることもございます。では、どのようにセキュアにAIを利用していくか。ここではAIスキャナーとAIガードでどのようなことができるか見ていきましょう!
(もちろんこれらの他にも様々なAIセキュリティ機能を提供しています。)

AIの利用は大きく「利用者」と「開発者」に分けられます。今回は「開発者」を対象とした機能となります。利用者向けにはDLP機能やアクセス制御機能、改ざん検知やディープフェイク検知機能などを提供しています。

最初にAIスキャナーについてです。
CLIツールで管理下のAIアプリケーションまたはLLMエンドポイントを指定してスキャンを実行します。
すると、このような結果が見えます。

 AIスキャナー

フレームワークの準拠率や、攻撃目的や手法ごとに成功した攻撃数とその詳細が確認できます。この結果を基に、ガードレールの強化や脆弱性の是正に繋げていくことができます。
定期的にスキャンすることが重要そうですね!

続いてAIガードです。
LLMアプリケーションへのインプットとアウトプットを監視しブロックすることができます。今回は、生成AIを搭載した銀行システムを見立てたアプリケーションに対してジェイルブレイクを実行し不正入金を行ってみます。

まずは生成AIの引数や関数情報を取得します。この引数を利用し、送金の詳細にこの後利用する不正入金のための指示を記載しておきます。(詳細を記載することが目的なので一旦少額を送金しています。)

不正入金のための指示

アシスタントチャットから送金を行います。無事送金され、取引履歴が残ります。

送金後の取引履歴

一部隠しますが、ここでジェイルブレイクの手法の1つであるSTANを利用します。これで生成AIはルールを逸脱し、指示に従う動きになってしまいます。そして、先ほど入力した”詳細”どおりの操作をするよう指示をすると、不正入金がされました。
みなさんはマネをしないように・・!(笑)

STANの利用による不正入金
不正入金後の取引履歴

ここまで脆弱な場合の例を見てきましたが、
この環境でAIガードを有効化していると・・・・

AIガードを有効化すると①
AIガードを有効化すると②

止めることができます!!!!!!!
今回はここまでです。まだまだAIに関するセキュリティ機能はございますので、もしご興味や悩みがありましたら是非弊社までお気軽にご相談くださいね。

2.Trend Vision One Cloud IPS

続いての新ソリューションは、Trend Vision One Cloud IPSです!
このソリューションは、AWSマネージドのファイアウォール”AWS Network Firewall”にて、AWSパートナー(サードパーティー)のマネージドルール連携が発表されたことが発端となります。
そして、トレンドマイクロはTrend Vision One Cloud IPSをもって、上記AWS公式のローンチパートナーとして参加する運びとなりました!
業界トップクラスの当社IPSのインテリジェンスを、AWS Network Firewallとの連携により機能提供します。シングルクリックで包括的な保護を有効化、クラウド上のIPSルールで、マルウェアや脆弱性をビジネスアプリケーションへの侵入前に防御します。
これは単純なセキュリティ面のみならず、過検知・誤検知の少なさといったパフォーマンス面も含めたIPSの実績面をAWS Network Firewallに求めていたお客様にも朗報といえます。

Trend Vision One Cloud IPS

デプロイ方法はいたって簡単です。
AWS Network Firewall作成後、”VPC” > “ネットワークファイアウォール” > “ファイアウォールポリシー”と進み、”ステートフルルールグループ”の”アクション”ボタンを展開しますと、下画面の通り、現在は”パートナーマネージドグループを追加”という項目が表示されています。

デプロイ方法の手順

各ローンチパートナー社のサービスが表示されますので、そのなかから”Trend Vision One Cloud IPS”のルールグループを選択し、AWS Marketplace経由でご購入いただければ、AWS Network Firewallに即適用可能なルールグループとなります!

各ローンチパートナー社のサービス

また、価格もAWS Network Firewallに流れたスループットに応じた従量課金モデル($0.01/GB)ですので、検査容量に適合したコストでご提供可能です。
公式にAWSと連携しているマネージドルールグループですので、導入もコストも非常にシンプルです。
AWS環境でエージェントレスかつ最新の脅威対策を求めているお客様におすすめできるソリューションとなっております。ご興味を持たれた際は、ぜひトレンドマイクロまでお気軽にご相談ください!

以上、エンジニアからのやってみた紹介となります。

YouTubeのコンテンツまとめ

トレンドマイクロセッションはYouTube上でご覧いただけます。ぜひご視聴ください!
AWS re:Invent 2025 - AI in the Cloud: Surveillance, Sabotage, and Security 
AWS re:Invent 2025 - Cyber Risk is Business Risk: Managing Cloud Security Without Disruption 
トレンドマイクロの「AWS環境のセキュリティ対策ソリューション」はこちらをご覧ください。
AWS環境のセキュリティ対策

最後に

TREND UNITE”というパートナー様向けのカジュアルなコミュニティイベントを開催しております。
笑いありのライトニングセッションもあり終始和やかなムードで開催されており、軽食やドリンクの用意もございます。

TREND UNITEは不定期で開催しているから是非きてねー!!!

最後までお読みいただきありがとうございました。
トレンドマイクロ Platform Solution Engineer 佐々木、五十嵐

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