Windows
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
不正なファイル"flash32.exe"および"kbflashUpd.dll"は、それぞれ「TROJ_FLASHUP.A」および「TROJ_FLASHUP.B」として検出され、「TROJ_NETISON.AB」によってダウンロードされたペイロードです。マルウェア「TROJ_NETISON.AB」は、Adobe Flash Player のゼロデイ脆弱性「CVE-2015-5119」を利用して、侵入するペイロードです。
マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。
マルウェアは、リモートサイトから以下のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。
マルウェアは、以下のプロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。
マルウェアは、感染コンピュータ上のメモリに以下のプロセスを確認すると、自身を終了します。
その他
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスしてインターネット接続を確認します。
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
このマルウェアは、「TROJ_FLASHUP.A」によって実行されます。
マルウェアは。以下のファイルを検索し、存在する場合は、それらのファイルを実行します。
マルウェアは、"%Application Data%\adobe\reader\temp"内のフォルダを検索します。ファイルが存在する場合は、ファイルを暗号化して、以下のURLに送信します。その後、マルウェアはファイルを削除します。
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
この「TROJ_FLASHUP.B」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。(註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_FLASHUP.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。