
WORM_TWITBOT.A
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

- マルウェアタイプ: ワーム
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
トレンドマイクロは、このワームをNoteworthy(要注意)に分類しました。その理由として、ダメージ度や感染力、あるいは、その両方の脅威レベルの高まりが挙げられます。
ワームは、Twitterを利用するボットネット「Mehika」のバイナリとされる検出名です。サイバー犯罪者は、Twitterのアカウントを利用し、このボットネットによってゾンビPC化した感染コンピュータへコマンドを送信します。
ワームは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。
ワームは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 ワームは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
ワームは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。
ワームは、ユーザのInternet Explorer(IE)のスタートページを特定のWebサイトに変更します。これにより、特定のマルウェアを含むWebサイトが表示され、感染コンピュータは、さらなる脅威にさらされる恐れがあります。 ワームは、ユーザのInternet Explorer(IE)の検索ページを特定のWebサイトに変更します。これにより、特定のマルウェアを含むWebサイトが表示され、感染コンピュータは、さらなる脅威にさらされる恐れがあります。
詳細
侵入方法
ワームは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。
ワームは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
バックドア活動
ワームは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Adds/Modifies entries to the HOSTS file
- Restarts a host machine
- Replaces HTTPs
- Sends email messages
- Downloads and executes files
- Monitors visited sites
- Logs keystrokes
- Sends messages to MSN containing a link pointing to its copy
- Updates its Twitter RSS feed on the link, http://{BLOCKED}r.com/statuses/user_timeline/118177052.rss with these actions
ワームは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.133.57/~duskrow/Twitter/
Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更
ワームは、ユーザのIEのスタートページを以下のWebサイトに変更します。
- http://www.google.com
ワームは、ユーザのIEの検索ページを以下のWebサイトに変更します。
- http://www.google.com
バックドア活動
ワームは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- HOSTSファイルにエントリーを追加/変更
- ホストマシンの再起動
- ユーザが訪問したWebサイトを監視
- ユーザが訪問したHTTPアドレスを置換
- Eメールの送信
- ファイルのダウンロードおよび実行
- キー入力操作情報を記録
- 自身のコピーを実行するためのリンクを含むメッセージをインスタントメッセンジャ「MSNメッセンジャー」へ送信
- 以下のリンクにおいて、実行されたコマンドについてTwitterのRSSフィードを更新
- http://{BLOCKED}r.com/statuses/user_timeline/118177052.rss
ワームは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.133.57/~duskrow/Twitter/
その他
このコードを分析した結果、マルウェアは、以下の機能を備えています。
- ワームが、自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_TWITBOT.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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