
TSPY_FAREIT.QR
PWS:Win32/Fareit.gen!C (Microsoft); RDN/Generic PWS.y!ky (McAfee); W32.Qakbot (Symantec); Trojan-PSW.Win32.Tepfer.iabt (Kaspersky); Trojan.Win32.Reveton.a (v) (Sunbelt); Trojan horse PSW.Generic11.CAS (AVG)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

- マルウェアタイプ: スパイウェア
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
スパイウェアは、実行後、自身を削除します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
他のシステム変更
スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
clsid
HKEY_CURRENT_USER\clsid\{fbeb8a05-beee-4442-804e-409d6c4515e9}
HKEY_CURRENT_USER\clsid\{fbeb8a05-beee-4442-804e-409d6c4515e9}\
InprocServer32
スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
HWID = "{random values}"
HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
Client Hash = "{random values}"
HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
FBFB6D633DB0934B4607BA8B3A780561 = "{random values}"
HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
A4F54BA37817EF5D07343252CFA730B5 = "{random values}"
HKEY_CURRENT_USER\clsid\{fbeb8a05-beee-4442-804e-409d6c4515e9}\
InprocServer32
ThreadingModel = "Both"
作成活動
スパイウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\57656.exe
- %User Temp%\61468.exe
- %System Root%\RECYCLER
- %System Root%\RECYCLER\S-1-5-21-4025279379-4087772427-2915903831-500
- @
- n
- %System Root%\RECYCLER\S-1-5-18
- $I21464FF8
(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
その他
スパイウェアは、実行後、自身を削除します。
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software
- WinRAR
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes
- clsid
- In HKEY_CURRENT_USER\clsid
- {fbeb8a05-beee-4442-804e-409d6c4515e9}
- In HKEY_CURRENT_USER\clsid\{fbeb8a05-beee-4442-804e-409d6c4515e9}
- InprocServer32
手順 3
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
- HWID = "{random values}"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
- Client Hash = "{random values}"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
- FBFB6D633DB0934B4607BA8B3A780561 = "{random values}"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR
- A4F54BA37817EF5D07343252CFA730B5 = "{random values}"
- In HKEY_CURRENT_USER\clsid\{fbeb8a05-beee-4442-804e-409d6c4515e9}\InprocServer32
- ThreadingModel = "Both"
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\57656.exe
- %User Temp%\61468.exe
- %System Root%\RECYCLER
- %System Root%\RECYCLER\S-1-5-21-4025279379-4087772427-2915903831-500
- @
- n
- %System Root%\RECYCLER\S-1-5-18
- $I21464FF8
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_FAREIT.QR」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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