
TSPY_BANCOS.XJMN
RDN/PWS-Banker!dn (McAfee); Trojan-Banker.Win32.Banker.tijx (Kaspersky); Trojan horse PSW.Banker6.BTJE (AVG)
Windows

- マルウェアタイプ: スパイウェア
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
自動実行方法
スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
gpbsv = "%Windows%\gpbsv.exe"
他のシステム変更
スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
ml\cx
HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
ml\inst
HKEY_CLASSES_ROOT\Plugin.WindowsMediaPlayer\Clsid
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\policies\
Ext\CLSID
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
ml\inst
inect = "1"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\InprocServer32
ThreadingModel = "Both"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\policies\
system
EnableLUA = "0"
その他
スパイウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- {BLOCKED}.128.127
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
不明なレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\ml
- cx
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\ml
- inst
- In HKEY_CLASSES_ROOT\Plugin.WindowsMediaPlayer
- Clsid
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\
- Browser Helper Objects
- In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\\
- InprocServer32
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Ext\
- CLSID
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
- Run
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- gpbsv = "%Windows%\gpbsv.exe"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\ml\inst
- inect = "1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\InprocServer32
- ThreadingModel = "Both"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\system
- EnableLUA = "0"
手順 5
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TSPY_BANCOS.XJMN」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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