Trend Micro Security

Trojan.ALS.BURSTED.AJP

2019年3月29日
 解析者: Kiyoshi Obuchi   

 別名:

Virus:ALisp/Bursted.BL(Microsoft), Virus.Acad.Bursted.b(Kaspersky), ALS:Acad-T [Trj](Avast)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 1,797,990 bytes
タイプ LSP
メモリ常駐 なし
発見日 2019年3月20日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更し、隠しファイル属性のファイルを非表示にします。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced\Folder\Hidden\
SHOWALL
CheckedValue = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced\Folder\Hidden\
NOHIDDEN
CheckedValue = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced\Folder\Hidden\
NOHIDDEN
DefaultValue = "0"

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • マルウェアは、以下のファイルに{現在のAutoCADの検索パス}\acaddoc.lspのコンテンツを追加します。
    • {customizationファイルを含むAutoCadのディレクトリ}\doc.lsp
    • {customizationファイルを含むAutoCadのディレクトリ}\{環境設定ファイル名}.mnl
    • {現在の.dwgのファイルパス}\acaddoc.lsp
  • マルウェアは、以下のファイルを読み込んで実行するために使用されます。
    • acad2006doc.lsp
  • マルウェアは、エコーをオフにします。
  • マルウェアは、ダイアログボックスをオンにします。
  • マルウェアは、以下のファイルが見つからない場合、自身を終了します。
    • {現在のAutoCADの検索パス}\acaddoc.lsp
  • マルウェアは、以下のファイルを隠ぺいします。
    • {customizationファイルを含むAutoCadのディレクトリ}\doc.lsp
    • {customizationファイルを含むAutoCadのディレクトリ}\{環境設定ファイル名}.mnl
    • {現在の.dwgのファイルパス}\acaddoc.lsp
    • {現在のAutoCADの検索パス}\acaddoc.lsp
  • マルウェアは、以下のAutoCADコマンド機能の定義解除をして置き換えます。
    • qsave(現在の図面を保存) → erase(図面からオブジェクトを削除)
    • saveas(現在の図面を保存) → 現在の.dwgファイルを変更し、{現在のAutoCADの検索パス}\acaddoc.lsp のコンテンツを追加します。
    • wblock(ブロック書き出し) → princ(コマンドラインに式を表示したり、開いているファイルに式を書き出す)
    • insert(ブロック挿入) → princ(コマンドラインに式を表示したり、開いているファイルに式を書き出す)
    • pline(2D ポリラインを作成) → princ(コマンドラインに式を表示したり、開いているファイルに式を書き出す)

注意: 
マルウェアは、図面(.DWG)ファイルにバンドルされたAutoLISPスクリプトとしてコンピュータに到達します。図面ファイルが開かれると、AutoCADは、このマルウェアを読み込んで実行します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.888.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年3月22日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.889.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年3月23日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「Trojan.ALS.BURSTED.AJP」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\Hidden\SHOWALL
    • From: CheckedValue = "0"
      To: CheckedValue = "User Preference"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\Hidden\NOHIDDEN
    • From: CheckedValue = "0"
      To: CheckedValue = "User Preference"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\Hidden\NOHIDDEN
    • From: DefaultValue = "0"
      To: DefaultValue = "User Preference"

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.ALS.BURSTED.AJP」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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