SWF_EXPLOIT.MJST

2015年2月2日
 解析者: Francis Xavier Antazo   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、Adobe Flash Playerに存在するゼロデイ脆弱性を利用した攻撃を実行します。システムの脆弱性が利用されると、攻撃者はシステム上で任意コードを実行することが可能になります。

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 29,431 bytes
タイプ SWF
メモリ常駐 はい
発見日 2015年2月1日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

マルウェアは、以下の脆弱性を利用してゼロデイ攻撃を実行します。

以下はこの脆弱性の影響を受けるソフトウェアのバージョンです。

  • WindowsおよびMacintosh用のAdobe Flash Player 16.0.0.296とそれ以前のバージョン 
  • Adobe Flash Player 13.0.0.264と13.x以前のバージョン

Adobe Flash Playerバージョン 11.xとそれ以前のバージョンはこの脆弱性の影響を受ける機能をサポートしていません。

セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。

日本語情報はこちら


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.452.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2015年2月1日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.453.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2015年2月2日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「SWF_EXPLOIT.MJST」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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