DDOS_TKEY.A

2015年8月6日
 解析者: David John Agni   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、ISC BIND 9に存在する「サービス拒否(DoS)攻撃」の脆弱性「CVE-2015-5477」を利用するペイロードです。この脆弱性が利用されると、DoS攻撃を実行することができます。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のWebサイトに「サービス拒否(DoS)攻撃」を実行します。これによりユーザは、一定時間の間、このWebサイトにアクセスすることができなくなります。

マルウェアは、特定の脆弱性を利用した感染活動を実行します。


  詳細

ファイルサイズ 10,752 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2015年8月6日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

Denial of Service(DoS)攻撃

マルウェアは、以下のWebサイトにDoS攻撃を実行します。

  • {entered parameter}

その他

なお、情報公開日現在、この脆弱性に対応する修正パッチは公開されていません。

マルウェアは、以下の脆弱性を利用して感染活動を実行します。

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • {target hostname}


  対応方法

対応検索エンジン: 9.750
VSAPI OPR パターンバージョン 11.835.00

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「DDOS_TKEY.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「DDOS_TKEY.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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