INF_BLACKEN.A

2014年10月14日

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、「Sandworm」としても知られる脆弱性「CVE-2014-4114」を悪用するゼロデイ攻撃によりダウンロードされます。その後、マルウェアは、「BKDR_BLACKEN.A」として検出されるバックドア型不正プログラムをダウンロードし、実行します。

マルウェアは、リモートサイトから他の不正プログラムにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のファイルの読み込み、および実行に利用されます。


  詳細

ファイルサイズ 446 bytes
タイプ INF
発見日 2014年10月14日
ペイロード ファイルの実行

侵入方法

マルウェアは、リモートサイトから以下の不正プログラムによりダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを改変します。

  • renames slide1.gif to slide1.gif.exe - detected as BKDR_BLACKEN.A

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\RunOnce
Install = "{malware path}\slide1.gif.exe"

その他

マルウェアは、以下のファイルの読み込み、および実行に利用されます。

  • {malware path}\slide1.gif.exe - detected as BKDR_BLACKEN.A

<補足>
他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを改変します。

  • renames slide1.gif to slide1.gif.exe - BKDR_BLACKEN.Aとして検出

その他

マルウェアは、以下のファイルの読み込み、および実行に利用されます。

  • {マルウェアのパス}\slide1.gif.exe - BKDR_BLACKEN.Aとして検出


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.210.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年10月14日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.211.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年10月15日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「INF_BLACKEN.A」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。(註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
    • Install = "{malware path}\slide1.gif.exe"

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • {malware path}\slide1.gif.exe

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「INF_BLACKEN.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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