HTML_NETSKY.P

2012年10月30日
 解析者: Rhena Inocencio   

 別名:

Exploit:HTML/IframeRef (Microsoft), Exploit-MIME.gen.c. (McAfee), Exploit/iFrame (Panda)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 Eメールを介したスパム活動

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。この脆弱性が利用されると、ユーザがスパムメールを読むか、あるいはプレビューした際に、添付ファイルを開かなくても自動実行されます。


  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ HTML, HTM
発見日 2009年4月8日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。この脆弱性が利用されると、ユーザがスパムメールを読むか、あるいはプレビューした際に、添付ファイルが自動実行されます。

その他

マルウェアのヘッダー情報は、MIDIファイルまたはWAVファイルであるかのように装うために変更されています。そのため、パッチが適応されていないコンピュータ上で、Eメールをプレビューすると、マルウェアは、自動的に実行されます。

マルウェアは、「埋め込まれたMIMEタイプの自動実行」として知られるInternet Explorer(IE)のバージョン5.01および5.5に存在する脆弱性を利用します。この脆弱性によって、IEがEメールに添付されている実行ファイルを自動的に実行することを可能にします。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
VSAPI OPR パターンバージョン 5.883.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2009年4月8日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HTML_NETSKY.P」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 3

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。

日本語情報はこちら


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