Trend Micro Security

TrojanSpy.Win32.EXPLORAT.A

2021年2月5日
 解析者: Karen Ivy Titiwa   

 別名:

Troj/Steal-BAL(SOPHOS_LITE); Trojan.GenericKD.36261896(BITDEFENDER)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: スパイウェア/情報窃取型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるようレジストリ値を追加します。

スパイウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 121,344 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2021年1月29日
ペイロード プロセスの強制終了

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プロセスの終了

スパイウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

  • ME

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Microsoft Internet Account Manager:
    • HTTPMail User Name
    • POP3 User Name
    • POP3 Server
    • POP3 Password2
    • HTTPMail Password2
  • Autocomplete credentials stored in Internet Explorer IntelliForms
  • Office Outlook IMAP:
    • IMAP Password
    • IMAP Server
  • Office Outlook POP3:
    • POP3 Password
    • POP3 Server
  • Office Outlook HTTP:
    • HTTP Password
    • HTTP Server URL
  • WindowsLive credentials
  • Information stored in files ending with .rdp:
    • Full Address
    • Username
    • Domain
    • Password
  • System Information:
    • Username
    • Computer Accounts
  • Entry names stored in remote access phone book

その他

スパイウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

スパイウェアは、以下を実行します。

  • Opens system clipboard
  • It is capable of establishing connection to a specified socket
  • It is capable of monitoring a particular system event using windows hook


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 16.518.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2021年2月4日
VSAPI OPR パターンバージョン 16.519.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2021年2月5日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.Win32.EXPLORAT.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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