
Trojan.PS1.POWERSPLOIT.G
Trojan:PowerShell/Powersploit.J (MICROSOFT)
Windows

- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- Capable of the following:
- Loading of the following into memory of the targeted process reflectively
- Binary/Executable payloads
- DLL
- Script
- Shellcode
- Loading of a DLL into memory of a remote process reflectively
- Uses the following arguments:
- PEBytes → array of bytes containing {Base64 Encoded Payload} Detected as → Backdoor.Win32.TRAMSCAT.A.
- ComputerName → array of strings representing the names of remote computers where to inject the payload. If this parameter is null, the payload will be injected into the local machine.
- FuncReturnType → return type of the function being called in the DLL.
- Could be any of the following:
- WString
- String
- Void
- Exeargs → Optional, arguments to pass to the executable being reflectively loaded.
- ProcName → string that represents the name of the remote process to inject the DLL into.
- ProcId → string that represents the process ID of the remote process to inject the DLL into.
- ForceaSLR → will force the use of ASLR on the PE being loaded even if the PE indicates it doesn't support ASLR.
- DoNotZeroMZ → if set to true, it zeroes out the MZ signature on PE files.
<補足>
マルウェアは、以下を実行します。
- 以下の機能を備えています。
- 以下を対象プロセスのメモリ内に反射的に読み込みます。
- バイナリ / 実行可能なペイロード
- DLL
- スクリプト
- Shellコード
- DLL をリモートプロセスのメモリ内に反射的に読み込みます。
- 以下を対象プロセスのメモリ内に反射的に読み込みます。
- 以下の引数を使用します。
- PEBytes → {Base64 でエンコードされたペイロード} を含むバイト配列。 → 「Backdoor.Win32.TRAMSCAT.A」として検出
- ComputerName → ペイロードを注入するリモートコンピュータの名前を表す文字列配列。このパラメータが null の場合、ペイロードはローカルコンピュータ内に注入されます。
- FuncReturnType → DLL内で呼び出される関数の戻り値の型。
- 以下のいずれかが当てはまります。
- WString
- String
- Void
- Exeargs → 反射的に読み込まれる実行ファイルに渡すオプション引数。
- ProcName → DLLを注入するリモートプロセスの名前を表す文字列。
- ProcId → DLL を注入するリモートプロセスのプロセス ID を表す文字列。
- ForceaSLR → PEがASLRに非対応と示している場合でも、読み込まれるPE上でASLRの使用を強制します。
- DoNotZeroMZ → trueに設定すると、PEファイル上のMZ署名をゼロにします。
- 以下のいずれかが当てはまります。
対応方法
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
「Trojan.PS1.POWERSPLOIT.G」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.PS1.POWERSPLOIT.G」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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