Trend Micro Security

Ransom.Win32.GLLOAB.THFAOBE

2025年10月2日
 解析者: Bryce Erwin Ong   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: 身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

身代金要求文書のファイルを作成します。


  詳細

ファイルサイズ 223,500 bytes
メモリ常駐 なし
発見日 2025年6月9日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Temp%\Global.ico
  • %Temp%\PrintMe22.pdf
  • %Temp%\PrintMe22_0.txt
  • %System32%\spool\PRINTERS\00002.SPL
  • %Temp%\PrintMe22_1.txt
  • %System32%\spool\PRINTERS\00003.SPL
  • %Temp%\PrintMe22_2.txt
  • %System32%\spool\PRINTERS\00004.SPL

(註:%Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • {Malware File Path}\{Malware File Name}.exe -detached
  • cmd.exe /c vssadmin delete shadows /all /quiet

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_USERS\S-1-5-21-2019512041-4230814187-3178073052-1000_CLASSES
GLOBALEeUfy = GLOBAL

HKEY_USERS\S-1-5-21-2019512041-4230814187-3178073052-1000_CLASSES\GLOBALEeUfy
DefaultIcon = %Temp%\GLOBAL.ico

HKEY_USERS\S-1-5-21-2019512041-4230814187-3178073052-1000_CLASSES
.EeUfy = GLOBALEeUfy

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer
GlobalAssocChangedCounter = 36

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
CLSID\{User CLSID}\DefaultIcon
{Default} = %System32%\imageres.dll,-55

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .EeUfy

マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。

  • {Encrypted Directory}\README.EeUfy.txt


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 20.256.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2025年6月10日
VSAPI OPR パターンバージョン 20.257.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2025年6月11日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     
    • TROJ.Win32.TRX.XXPE50FFF097

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_USERS\S-1-5-21-2019512041-4230814187-3178073052-1000_CLASSES\
    • GLOBALEeUfy = GLOBAL
  • In HKEY_USERS\S-1-5-21-2019512041-4230814187-3178073052-1000_CLASSES\GLOBALEeUfy\
    • DefaultIcon = %Temp%\GLOBAL.ico
  • In HKEY_USERS\S-1-5-21-2019512041-4230814187-3178073052-1000_CLASSES\
    • .EeUfy = GLOBALEeUfy

手順 5

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
  • GlobalAssocChangedCounter = 36
  • GlobalAssocChangedCounter = 0
  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\CLSID\{User CLSID}\DefaultIcon
  • {Default} = %System32%\imageres.dll,-55
  • {Default} = %System32%\imageres.dll,-54

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Temp%\Global.ico
  • %Temp%\PrintMe22.pdf
  • %Temp%\PrintMe22_0.txt
  • %System32%\spool\PRINTERS\00002.SPL
  • %Temp%\PrintMe22_1.txt
  • %System32%\spool\PRINTERS\00003.SPL
  • %Temp%\PrintMe22_2.txt
  • %System32%\spool\PRINTERS\00004.SPL

手順 7

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「Ransom.Win32.GLLOAB.THFAOBE」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 8

暗号化されたファイルをバックアップから復元します。


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