Trend Micro Security

PUA.MSIL.PDFCrypt.A

2021年4月23日
 解析者: Paul Steven Nadera   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: 潜在的に迷惑なアプリケーション
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

プログラムは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 プログラムは、ユーザインターフェイス(UI)を使用します。


  詳細

ファイルサイズ 3,872,256 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2021年4月14日
ペイロード 画像の表示, ファイルの作成, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • {Malware file location}\Error.txt

その他

プログラムは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://a.{BLOCKED}0.com/

プログラムは、以下のUIを使用します。



プログラムは、以下を実行します。

  • The sample provided has an expired trial period
  • Supports mass PDF file encryption, with the intent of protecting PDF documents.
  • Has the following capabilities:
    • The encrypted PDF document can be opened normally without installing Acrobat Reader.
    • It can prohibit the printing of pdf documents.
    • It can prohibit copying the text in the PDF document.
    • It can prohibit saving a copy.
    • It can prohibit screenshots.
    • It can add a custom watermark.
    • It can increase the picture LOGO when the PDF document is opened.
    • It can customize the website that opens when closing PDF document.
    • It can customize the reading expiration time of PDF documents.
    • It can customize the reading times of PDF documents.
    • It can customize the PDF document window mode (maximized or normal mode).


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 2.399.00
SSAPI パターンリリース日: 2021年4月15日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PUA.MSIL.PDFCrypt.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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