Coinminer.Linux.MALXMR.UWEIS

2018年12月12日
 解析者: Warren Adam Sto. Tomas   

 別名:

Linux/CoinMiner.K!tr (Fortinet)

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: 仮想通貨発掘ツール(コインマイナー)
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

コインマイナーは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 コインマイナーは、リモートサイトから他のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 1,489,384 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 なし
発見日 2018年12月4日

侵入方法

コインマイナーは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

コインマイナーは、リモートサイトから以下のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • Coinminer.SH.MALXMR.ATNL

その他

コインマイナーは、以下を実行します。

  • コインマイナーは、コンピュータのCPUリソースを利用して仮想通貨を発掘します。その結果、感染コンピュータの動作が非常に遅くなります。
  • コインマイナーは、以下のパラメータを受け取ります。
    • -a, --algo=ALGO → 使用するアルゴリズムを指定する (cryptonight、cryptonight-liteまたはcryptonight-heavy)
    • -o, --url=URL → マイニングサーバのURL
    • -O, --userpass=U:P →マイニングサーバのユーザ名とパスワードの組み合わせ
    • -u, --user=USERNAME → マイニングサーバのユーザ名
    • -p, --pass=PASSWORD → マイニングサーバのパスワード
    • --rig-id=IDプールサイド統計のリグ識別子(プールサポートが必要)
    • -t, --threads=N → マイナーのスレッドの数
    • -v, --av=N アルゴリズム変動、0が自動的に選択される
    • -k, --keepalive → タイムアウトにならないよう"keepalived"を送信(プールサポートが必要)
    • --nicehash → 「nicehash.com」のサポートを有効
    • --tls → SSL / TLSサポートを有効にする(プールサポートが必要)
    • --tls-fingerprint=F → TLS証明書のフィンガープリントをプールする
    • -r, --retries=N → バックアップサーバに切り替える前のリトライ回数(初期設定:5)
    • -R, --retry-pause=N → リトライ間の中断時間(初期設定:5)
    • --cpu-affinity → CPUコアにプロセス親和性を設定し、cores 0および1に mask 0x3を設定
    • --cpu-priority → プロセス優先度の設定 (初期設定:アイドル0 、ノーマル2 から最高5まで)
    • --no-huge-pages → Huge Page機能の無効
    • --no-color → カラー出力の無効
    • --variant → アルゴリズム PoW の変形
    • --donate-level=N → 寄付、初期設定:5% (100分中5分間分は寄付)
    • --user-agent →プール用にカスタムされたuser-agent文字列を設定
    • -B, --background → バックグラウンドでマイナーの実行
    • -c, --config=FILE → JSONフォーマットの環境設定ファイルを読み込み
    • -l, --log-file=FILE → すべての出力をファイルへ記録
    • -S, --syslog → 出力メッセージにシステムのログを利用
    • --max-cpu-usage=N → 自動スレッドのためにCPU使用率を最大化(初期設定:75)
    • --safe → 現在のCPUのスレッドやav設定を安全に調整する
    • --asm=ASM → cn / 2のASMコード
      • 可能な値:auto、none、intel、ryzen
    • --print-time=N → N秒ごとにハッシュレートをプリント
    • --api-port=N → マイナーのAPIのポート
    • --api-access-token=T → APIのアクセストークン
    • --api-worker-id=ID → APIのカスタムWorkerID
    • --api-id=ID → APIのカスタムインスタンスID
    • --api-ipv6 → APIのIPv6のサポートを有効にする
    • --api-no-restricted → フルリモートアクセスを有効にする(APIトークンが設定されている場合のみ)
    • --dry-run → 設定をテストして終了する
    • -h, --help → ヘルプの表示および終了
    • -V, --version → バージョン情報の表示および終了
  • または、同じディレクトリにあるconfig.jsonの設定ファイル


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.666.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2018年12月4日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.667.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2018年12月5日

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Coinminer.Linux.MALXMR.UWEIS」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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