Backdoor.Linux.BASHLITE.SMJC

2019年4月3日
 解析者: Henry Alarcon Jr.   

 別名:

Linux/Gafgyt.a (McAfee), ELF/Gafgyt.BJ!tr (Fortinet)

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。


  詳細

ファイルサイズ 82,145 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 なし
発見日 2019年8月6日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • UDP - UDP flood
  • STD - STD flood
  • TCP - TCP flood
  • CLOUDFLARE - HTTP Flood w/ CloudFlare protection bypass
  • HTTP - HTTP Flood
  • STOMP - STD + UDP Flood
  • RAID - STD + TCP Flood
  • UPDATE - downloaded updated binary from C&C
  • CNC - set CNC
  • STOP - Stop bot operation

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.7.231:46216

情報漏えい

マルウェアは、以下の情報を収集します。

  • Linux distro - OpenSuse/REHL or Centos/Gentoo/Ubuntu or Debian/Unknown
  • files -Presence of the following files:
    • /usr/sbin/telnetd
    • /usr/bin/python
    • /usr/bin/python3
  • device - returns the string “SSH” if there is a file “/usr/sbin/telnetd”, otherwise, it will return “Unknown Device”
  • Port - returns the string “22” if the four files mentioned above is found, otherwise, it will return “Unknown Port”


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.918.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年4月4日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.919.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年4月5日

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Linux.BASHLITE.SMJC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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