第45回SMILE PROJECTレポート

第45回目のSMILE PROJECTは、平成30年7月の西日本豪雨によって、大きな被害を受けた愛媛県宇和島市吉田町での3回目の活動となりました。東京、名古屋、大阪、福岡から参加した総勢10名の活動内容を、東日本営業本部、宇和島市出身の河本がレポートします。

<活動内容>
今回のPROJECTでは、松下さんのみかん畑での作業です。松下さんのみかん畑では、現在でも排水用の水路が土砂でうまっており、その土砂の取り除き、取り除いた土砂で土嚢をつくる作業になります。
全国の農家さんの同じで、吉田町でも農業従事者の高齢化が進んでおり、松下さんも高齢で病を患っておられるため、ご自身での重労働はとても困難です。
一方、松下さんは農業に誇りを持っておられ、「うちの畑のことは、うちでやるけん」と、初めはボランティアの活動をお断りになられていたとお聞きしましたが、周りの農家さんなどの説得により、ボランティアのメンバーが作業を行うことをお許しいただき、今回の活動に至っております。

農協がボランティアのメンバーの基地となっています。今回はSMILE PROJECTメンバーの他、大阪、島根、大分などから個人ボランティアとして参加された方々もいらっしゃいました。

ここが今回作業を行う畑です。水路の石垣が少しだけ見えていますが、すべて土砂で埋まってしまっています。

今数年の異常気象により5月とは考えられない暑さの中、メンバーみな汗だくになりながら活動を行いました。

水分補給にと農家の方からいただいたみかんです。吉田町では何十種類ものみかんを栽培していて、品種により収穫時期がことなるため、年に8カ月間も収穫ができるとのことです。

2日間の作業で、土砂に覆われていた水路を何とか復旧できました。

<ボランティア活動を通じて>
25年ぶりの帰省となった私の故郷での作業ということもあって、大変感慨深かったです。ボランティアのコーディネータのナナの森さんの話では、日本の森林の多くが杉や檜などの人工林だが、現在はその人工林の世話を行う人が非常に少なくなっているため、本来必要な間伐が行われず森林が荒れてしまい、自然災害に弱い土壌になっていることが被害の大きな要因の1つだとのことでした。ナナの森さんは災害予防のために森林を再生させるボランティアも行っておられるとお聞きし、とても共感したとともにチャンスがあれば、私も参加できればと思いました。
そして最も感銘を受けたのが、地元の皆さんの支えあいです。困っている人がいれば周りの皆で支えあう、ということが吉田町では今でも根付いています。我々ボランティアはそんな地元の皆さんの“想い”に少しでも応えることができたのであれば、幸いだと思います。

<第45回ウイルスバスター スマイルプロジェクト>
実施日:2019年5月30~6月1日
訪問先:愛媛県宇和島市