解析者: Raighen Sanchez   

 別名:

HEUR:RiskTool.Win32.SystemTweaker.gen (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 3,896,096 bytes
タイプ EXE
発見日 2024年4月22日
ペイロード ファイルの作成, システムのレジストリの変更

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\unins000.dat
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\is-{random}.tmp
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\is-{random}.tmp
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\is-{random}.tmp
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\is-{random}.tmp
  • %Desktop%\DriverUpdaterPro.lnk
  • %Application Data%\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\DriverUpdaterPro.lnk
  • %Programs%\DriverUpdaterPro\DriverUpdaterPro.lnk
  • %Programs%\DriverUpdaterPro\DriverUpdaterPro\Uninstall DriverUpdaterPro.lnk
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\unins000.msg
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\unins000.dat

(註:%Program Files%フォルダは、デフォルトのプログラムファイルフォルダです。C:\Program Files in Windows 2000(32-bit)、Server 2003(32-bit)、XP、Vista(64-bit)、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files"です。また、Windows XP(64-bit)、Vista(64-bit)、7(64-bit)、8(64-bit)、8.1(64-bit)、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files(x86)" です。. %Desktop%フォルダは、現在ログオンしているユーザのデスクトップです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。. %Application Data%フォルダは、現在ログオンしているユーザのアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。. %Programs%フォルダは、ユーザのプログラムグループが含まれるフォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Windows\Start Menu\Programs" または "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs" です。または、Windows Vista、7、8の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs" です。)

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
{A5510462-F6F1-4546-A573-E296FEE4BB6A}_is1

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 19.306.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2024年4月28日
VSAPI OPR パターンバージョン 19.307.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2024年4月29日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  •  %Program Files%\DriverUpdaterPro\unins000.dat
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\is-{random}.tmp
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\is-{random}.tmp
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\is-{random}.tmp
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\is-{random}.tmp
  • %Desktop%\DriverUpdaterPro.lnk
  • %Application Data%\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\DriverUpdaterPro.lnk
  • %Programs%\DriverUpdaterPro\DriverUpdaterPro.lnk
  • %Programs%\DriverUpdaterPro\DriverUpdaterPro\Uninstall  DriverUpdaterPro.lnk
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\unins000.msg
  • %Program Files%\DriverUpdaterPro\unins000.dat

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{A5510462-F6F1-4546-A573-E296FEE4BB6A}_is1

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.Win32.SYSTEMTWEAKER.R002C0PDA24」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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